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田中泯のダンスに誘われ3カ国33カ所巡る「名付けようのない踊り」旅情そそる新写真

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「名付けようのない踊り」ポルトガル・サンタクルスで撮影されたメイキング写真。(c)Rin Ishihara

舞踊家・俳優の田中泯を捉えたドキュメンタリー「名付けようのない踊り」より、新たな場面写真とメイキング写真が到着した。

「メゾン・ド・ヒミコ」の犬童一心が監督を務め、「頭山」の山村浩二が田中の子供時代を描くアニメーションを担当した本作。ポルトガル、フランス、日本の3カ国33カ所で踊る田中の姿を約2年にわたって撮影しており、各地の情景や空気感を捉えた映像が観客の旅情をかきたてる。

フランス・ポワチエで撮られたカットには、教会の階段前で軽快なステップを踏む田中の姿が。同じく仏モンパルナス墓地での写真は、田中の踊りに強い影響を与え、映画のタイトルの由来にもなった哲学者ロジェ・カイヨワの墓前での1枚。アンモナイトの化石がはめ込まれた墓石に花を手向け、静かに佇む様子が切り取られている。かつて作家の檀一雄が住んでいた海辺の街・ポルトガルのサンタクルスでは、海に対峙し岩の間で踊る姿が写された。

日本での撮影パートからは、愛媛・松山市で聴衆に囲まれながら宝厳寺に向かって踊る様子、帰還困難区域である福島・浪江町で震災跡地を静かに見つめるさまも。なお本編ではこの浪江町のシーンに、今も続く除染作業の音が響いている。

「名付けようのない踊り」は1月28日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿バルト9、Bunkamura ル・シネマほか全国でロードショー。1月21日からは山梨で先行上映される。

(c)2021「名付けようのない踊り」製作委員会