「信じる」をキーワードにさまざまな浮世絵を紹介『信じるココロ―信仰・迷信・噂話』展、2月4日より開催
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作者不詳≪大都会無事≫
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すべて見るさまざまな民間信仰が庶民に親しまれていた江戸時代。富士詣、流行神のような民衆信仰から、鯰(なまず)が地震を起こすなどの迷信、噂話まで、「信じる」をキーワードに描かれたさまざまな浮世絵を紹介する展覧会『信じるココロ―信仰・迷信・噂話』が、2月4日(金)より太田記念美術館にて開催される。
浅草寺のような大寺院から町中の稲荷社まで、多数の寺社で毎月のように行われた縁日や、出開帳のようなイベントはたくさんの人々で賑わったという。庶民の関心は江戸市中にとどまらず、近場では江ノ島の弁財天や大山石尊社、遠方では富士山から伊勢神宮まで、人々は信仰のみならず行楽も兼ねて江戸の外へと繰り出していった。
同展では、一過性のブームとして人気となった流行神を描いた浮世絵、鯰が地震の原因であるという迷信に基づいたユーモアたっぷりの鯰絵、人魚のような不思議な女性を描いた怪しいニュースの浮世絵など、江戸時代の人々が信じた対象をさまざまな浮世絵で紹介する。
情報にあふれ、何を信じるかが難しい昨今。浮世絵にあらわれた「信じるココロ」のいろいろな姿を顧みる。
【開催概要】
『信じるココロ―信仰・迷信・噂話』
会場:太田記念美術館
会期:2022年2月4日(金)~2月27日(日)
時間:10:30~17:30(入館は17:00まで)
休館日:月曜
料金:一般800円、大高600円
●公式サイト:http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/
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