HONZIのソロアルバム「one」「Two」がアナログ化
音楽
ニュース
HONZI
HONZIのソロアルバム「one」「Two」のアナログ盤が5月下旬にリリースされる。
HONZIはフィッシュマンズやUAをはじめ、多数のアーティストのレコーディングやライブに参加したバイオリニスト兼シンガーソングライター。2007年9月に病気のため亡くなった。「one」は1996年にポリスターよりリリースされた1stアルバム。ЯECK(FRICTION)、内橋和久(渋さ知らズオーケストラ)、恩田晃、横川理彦らが参加し、カバーを除く収録曲はHONZIが作詞作曲した。
「Two」は2000年にHIFUMI Recordsよりリリースされた2ndアルバムで、フィッシュマンズのドラマーでのちに東京スカパラダイスオーケストラに正式加入する茂木欣一が参加。フィッシュマンズ「いい言葉ちょうだい」、浜口庫之助「みんな夢の中」のカバーも収録されている。ジャケット写真は佐内正史が手がけた。
「one」「Two」アナログ盤にはオリジナルでも制作に携わったZAKによるアナログマスタリング音源を採用。2タイトルを同時購入すると「one」のアートワークのアザーカットを使用したポストカードが特典として付属する。
アーティスト コメント
茂木欣一
〈This is HONZI WORLD〉
彼女の光と影の世界に深く吸い込まれていく。あどけない少女のような歌声と、
どこまでも純度の高いヴァイオリンの響き。
学校からの帰り道に口ずさんだような、遠くの記憶を呼び覚ますような・・
あの屈託のない笑顔にまた会いたいね。
UA
人生最初に遭遇した、音楽に選ばれし人は、HONZI だった。
ジプシーの格好したパンクな天使は、今も変わらず美しい。
ZAK
HONZI
あほで無邪気で愛おしい生き物
ど根性の塊 僕らの仲間
早川義夫
素晴らしい演奏者はみんなそうであるが、まず、音が入ってくる瞬間がすごい。絶妙のタイミングなのだ。音を出す一歩手前の沈黙というか、息を吸っている音が聴こえてくる。決して歌声とはぶつからず、歌詞の隙間をぬって、思っても見なかったようなフレーズが飛び出す。といっても、人をびっくりさせるような音ではなく、テクニックを超えたうっとりするような音なのだ。
リクオ
垣根のない活動を続けたHONZIが、フレットのない軽量のヴァイオリンを選んだのは必然だったと思う。今頃どこで遊んでるのかな。アナログ化おめでとうございます。時代や世代を超えて、彼女の音楽が届くべき人に届きますように。
本地大輔(HONZI兄 / 音楽プロデューサー)コメント
HONZIの大切な原点の一つが「one」と「Two」にある事がフィッシュマンズの映画を観てよくわかった。
そして何よりもみんなから愛されていたことがよくわかった。
あらためて、「one」と「Two」を聴きたくなった。
HONZI「one」収録曲
SIDE A
1. BIRTH
2. ORPHEUS,NO(Instrumental)
3. GATERA-GATA
4. 蘇州夜曲
5. PRAY TO PLANTS
SIDE B
1. TAKE A TRIP
2. UNDERGOING MENTAL THERAPY
3. CIRCUS MIDGET PARADE(Instrumental)
4. TRANSITION(Instrumental)
5. DE LA SIESTA
HONZI「Two」収録曲
SIDE A
1. VOICE OF SILVER
2. 灰の記憶〈廃人の夢〉~memory of ash~ ~Dream of a Senile Cripple~
3. 滑稽な足踏み~The absurd standstill~
4. ピーヒャララ
5. みんな夢の中
SIDE B
1. MaZa Train
2. 瞳孔のお話 ~story of pupils~
3. 青い空の中の風
4. いい言葉ちょうだい
5. FLOWER
6. 雨で洗われた円い月~Full moon washed by Rain~