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ヴィオラの深い音色を堪能する 兵庫県芸術文化センター管弦楽団 第130回定期演奏会

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2022年2月の兵庫県芸術文化センター管弦楽団(PAC)の定期演奏会は、当初予定されていた指揮者シルヴァン・カンブルランと、ソリストであるティモシー・リダウト(ヴィオラ)の来日がコロナ禍によって叶わず、代役を立てての開催となった(2022年2月11、12、13日:兵庫県芸術文化センター)。しかしその代役が極めて魅力的なのだ。指揮はPAC定期でもお馴染みの下野竜也、そしてソリストには日本を代表するヴィオラ奏者、川本嘉子が登場するのだから嬉しい限り。なにはともあれ、まずはコンサートが無事に開催されることを喜びたい。

さて、気になるプログラムは、ハンガリーの作曲家リゲティの「ルーマニア協奏曲」&同じくハンガリー出身のバルトーク「ヴィオラ協奏曲」。そしてロシアを代表する作曲家ムソルグスキー(ラヴェル編曲)の「展覧会の絵」が披露される。中でもバルトーク作品は川本嘉子がソリストを務めるだけに要チェック。

1992年ジュネーヴ国際コンクール・ヴィオラ部門最高位に輝く名手の演奏に期待したい。

●公演概要
2月11日(金・祝)、12日(土)、13日(日)兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
兵庫芸術文化センター管弦楽団 第130回定期演奏会

●川本嘉子(ヴィオラ) Yoshiko Kawamoto, Viola
1992年ジュネーヴ国際コンクール・ヴィオラ部門最高位(1位なしの2位)。96年村松賞、97年第7回新日鉄音楽賞・フレッシュアーティスト賞、2015年東燃ゼネラル音楽賞・奨励賞受賞。ソリスト・室内楽奏者として最も活躍しているヴィオラ奏者の一人。京都アルティ弦楽四重奏団、AOI・レジデンス・クヮルテットのメンバー。タングルウッド、マールボロ、ダボス、東京の夏、霧島音楽祭、サイトウ・キネン、小澤音楽塾、水戸室内管、アルゲリッチ音楽祭等に参加しアルゲリッチやバシュメットなどと共演し絶賛を博している。チョン・ミョンフンとの室内楽では日本・韓国公演も行なっている。1991年東京都交響楽団に入団。1999年より2002年退団まで首席奏者。2017年~21年3月までNHK交響楽団首席客演奏者を務める。ソリストとして、これまでにガリー・ベルティーニ、ジャン・フルネ、ペーター・マークなどの著名な指揮者と共演。類稀なる表現力とテクニックで聴衆を魅了し、日本を代表するヴィオラ奏者の一人として常に第一線で活躍している。