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橋本絵莉子、初ソロワンマンで充実のステージ「すごく楽しい」

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橋本絵莉子(撮影:川島悠輝)

橋本絵莉子が1月14日に東京・LIQUIDROOMにて、1stフルアルバム「日記を燃やして」のリリース記念ライブを開催した。

2018年のチャットモンチー“完結”以降、弾き語りでのイベント出演はあったものの、この日がソロとしては初のワンマンライブとなった橋本。サポートに曽根巧(G)、村田シゲ(B / □□□、summertime)、恒岡章(Dr / Hi-STANDARD、summertime)といった「日記を燃やして」の制作にも携わったメンバーを迎えたステージは「ワンオブゼム」で幕を開けた。アルバムの冒頭を飾る同曲は、包容力と初期衝動的な一面を兼ね備えた伸びやかな音像の1曲。オープニングにふさわしい楽曲を届けたあと、橋本は酸いも甘いも経てきたからこそ“初心にはかえれない”という実感を軽やかに歌い上げた「かえれない」、コロナ禍での生々しい心情をモチーフにした「タンデム」など、自身の“今”が反映された「日記を燃やして」からの楽曲を次々と歌い上げる。アルバム収録曲の中でも人気が高いという「脱走」を披露する際に、橋本はラジオの仕事でタヒチを訪れた際に現地の職人からプレゼントしてもらったというタヒチアンウクレレを村田に託し、自身はハンドクラップと歌でパフォーマンス。その傍らで曽根はアコースティックギター、恒岡はタンバリンを奏で、軽快でチャーミングなセッションを繰り広げた。

ライブの後半で橋本は吉田美奈子の「TOWN」やジャック・ホワイトの「Corporation」をカバーしたほか、チャットモンチー「初日の出」のセルフカバーでフロアを沸かせる。MCではバンドメンバーと微笑ましい会話を交わしながら「すごく楽しい」とステージに立つ喜びを口に。「今日はありがとうございました。すごいうれしくて楽しい1日になりました。ありがとう、本当に」と口にしたあと、彼女が歌い出したのはアルバムの最後に収録されている「特別な関係」。場内がゆったりとしたバンドのアンサンブルと橋本のエモーショナルな歌声で満たされる中でライブ本編は締めくくられた。

アンコールで橋本は、2019年リリースのデモCD「Demo Series Vol.1」に収録されている「引っ越し」と、未発表の新曲「ホテル太平洋」を披露。そして「じゃあ、最初で最後の曲をやります!」と宣言すると、この日2回目となる「ワンオブゼム」を力強くパフォーマンスし、笑顔で初のソロワンマンライブを大団円に導いた。

橋本絵莉子「1st Full Album発売記念ライブ『日記を燃やして』」2022年1月14日 LIQUIDROOM公演セットリスト

01. ワンオブゼム
02. かえれない
03. タンデム
04. fall of the leaf
05. ロゼメタリック時代
06. あ、そ、か
07. 前日
08. 脱走
09. TOWN
10. Corporation
11. 初日の出
12. 今日がインフィニティ
13. 特別な関係
<アンコール>
14. 引っ越し
15. ホテル太平洋
16. ワンオブゼム