橋本マナミら出演、秘めたる性衝動を暴く「Sexual Drive」日米で公開
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上段左から橋本マナミ、池田良、さとうほなみ、中村無何有。下段左から武田梨奈、尚玄、芹澤興人。
オムニバス映画「Sexual Drive」が、4月29日より東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。4月にアメリカで上映されることもわかった。
「愛の病」の吉田浩太が監督を務めた本作は、食に関する3つのエピソード「納豆」「麻婆豆腐」「背油大蒜増々」を通じて人間の秘めたる性衝動を暴く作品。「納豆」に橋本マナミと池田良、「麻婆豆腐」にさとうほなみと中村無何有、「背油大蒜増々」に武田梨奈と尚玄が出演し、謎の男・栗田役で芹澤興人が全編に登場する。
橋本は「ネバネバとまとわりつくような作品で想像を掻き立てられる不思議な世界観の映画です」と、さとうは「ひとりの女性がある男性との出会いで覚醒していくという、ある種危険でワクワクする作品になっていると思います」と出演エピソードに言及する。武田は「ネバネバで、アツアツで、コテコテな、三つのストーリーをどうぞお楽しみください!」と呼びかけた。
池田良 コメント
念願の吉田浩太組、クライマックスのシーンの撮影途中で「残りは明日にしましょう」とかいうじらしプレイを受けながら、なんとか撮り切りましたが、納豆で、短編で、これどこで誰が見るんだろう、と不安に駆られていました。が、監督の衝動はここで尽きることなく、さらに短編2本が撮影されて「セクシャルドライブ」(=性衝動)となり、皆様に届くこととなりました。吉田監督の執念と性癖を、是非ご覧下さい。
橋本マナミ コメント
映画セクシャルドライブがこのたび公開になります。私は納豆という作品に出演させていただいています。
ネバネバとまとわりつくような作品で想像を掻き立てられる不思議な世界観の映画です。ぜひ劇場で映画納豆の魅惑的な面白さを感じてください!
さとうほなみ コメント
吉田浩太監督の「納豆」を鑑賞させて頂き、「麻婆豆腐」の脚本を頂いた時、胸が躍りました。ひとりの女性がある男性との出会いで覚醒していくという、ある種危険でワクワクする作品になっていると思います。面白い監督のお側で、思い切り“麻婆豆腐”作らせていただきました! 是非お楽しみいただければと思います。
中村無何有 コメント
吉田監督作品の変態性はいつも優しい。
「普通」でいようとする度に、悩ましくも外れていってしまう「私たち」を責めたりしない。「普通」でいようとなんとか抑え込む「私たち」を官能的な力強さで解放し、恥ずかしくも哀しい人間の美しさを一緒に泣いて、そばで笑ってくれる。超優しい。映画館で、この映画を発見してください。吉田組映画の一部になれたことが、とても嬉しいです。
武田梨奈 コメント
世界中の映画祭をドライブしてようやく日本に帰ってきました。
食からあらゆる想像を掻き立てながら、独特な表現で人間性や物語を描く、そんな吉田浩太監督の発想を召し上がってください。ネバネバで、アツアツで、コテコテな、三つのストーリーをどうぞお楽しみください!
尚玄 コメント
ソーシャルディスタンスどころか人の心に土足で踏み込み、意図せずしてか荒療治を施していくアンチヒーロー。海外の映画祭を旅して、この愛すべきバカ映画がようやく日本凱旋です。この映画が日本の観客の目にどう映るのか楽しみです。
芹澤興人 コメント
頼まれた訳でもなく、監督が撮りたいものを衝動に任せて撮る。
年齢を重ねてくると難しい事ですが、それを貫いて作品を完成させた吉田さんの姿勢は本当に格好良いです。4年前、吉田監督、池田良さん、撮影の関さん、録音の島津さん、僕という最少人数でクランクインした作品です。海外の映画祭を巡り、日本で公開が決まりました。泥臭くて土臭かったとしても、この事実が僕の希望です。どうかこの作品を無視しないで欲しいです。
吉田浩太 コメント
精神的にも肉体的にも色々行き詰っていた当時、全く生産性もない、誰の得にもならない自由な発想の作品を撮りたいと思い、作り始めた作品です。どの作品も参考にせず、自分なりのオリジナリティとなるものを目指しました。予算も限られたとても小さな作品ですが、大きい志だけはあると思います。映画は間違いなくコメディなので気兼ねなく笑ってもらい、隠された自分なりの切実なテーマも感じてもらえればいいなぁと思っています。
この実験作が皆さんにどのように捉えてもらえるのか、とても楽しみです!
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