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近藤芳正と「☐字ック」山田佳奈が3年越しで取り組んだ舞台『ナイフ』が開幕

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水戸芸術館ACM劇場/ ラ コンチャン 近藤芳正SoloWork『ナイフ』より 撮影:田中亜紀

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YouTubeドラマ『おやじキャンプ飯』、NHK朝の連続ドラマ小説『カムカムエヴリバディ』で話題沸騰中の俳優・近藤芳正と、劇団「☐字ック」主宰で脚本家、映画監督など、気鋭のクリエイターとして注目を集めている山田佳奈が、2020年の公演中止を経て3年越しで取組んだ近藤芳正SoloWork『ナイフ』が1月21日に開幕、23日までの3日間、水戸芸術館・ACM劇場で上演された。

本作は重松清の原作の同名の小説の舞台化だが、息子の“いじめ”をめぐって葛藤する父親、その妻、その息子といった全ての登場人物を60歳になった近藤が演じ分ける一人芝居である。フィジカルコーチでムーブメントも担当した大石めぐみの指導で見事に瞬時に役柄を演じ分けた。入念な稽古に加え、緻密で大胆な山田の演出も相まって心理描写が続く原作を見事にビジュアル化して印象深い作品に昇華させた。近藤と山田のこの野心的な挑戦は、ふたりの代表作とも言えるような作品に仕上がった。

<ストーリー>
いろんなことから逃げてばかりいた父親。ある日、父親は息子のカバンにひどい落書きをされた教科書を見つけ、息子がいじめられていることにようやく気付く。この事実とどう向き合っていいかわからない。そんな中、幼馴染であこがれの「よっちゃん」が自衛隊で命の危険にさらされながらも頑張っている姿を目にしたり、偶然サバイバルナイフを手に入れたことから少しずつ心に変化が訪れる。やがて父親は少しずつ息子と向かい合い始める・・・。

傷ついた親子の愛と再生の物語。

“再始動(reboot)”と銘打った近藤芳正 SoloWork『ナイフ』、今後の上演は1月29日(土)・30日(日)愛知県・穂の国とよはし芸術劇場PLATアートスペース、2月4日(金)~6日(日)東京・東京芸術劇場シアターイースト、2月11日(金・祝)兵庫・兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール、2月13日(日)山口・山口情報芸術センター〔YCAM〕スタジオAにて。上演時間は1時間10分を予定。

撮影:田中亜紀

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