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白石和彌×阿部サダヲ×岡田健史「死刑にいたる病」公開日が決定、新キャストも発表

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上段左から大下ヒロト、赤ペン瀧川、音尾琢真。中段左から鈴木卓爾、宮崎優、佐藤玲。下段左から岩井志麻子、吉澤健、コージ・トクダ。

阿部サダヲと岡田健史が共演し、白石和彌が監督を務めた「死刑にいたる病」の公開日が5月6日に決定。あわせて新たなキャストが発表された。

櫛木理宇のサスペンス小説を映画化した本作。24件の殺人容疑で逮捕された男・榛村から届いた手紙をきっかけに、大学生の雅也が事件を独自に調べていくさまが描かれる。最後の事件を冤罪だと訴える榛村を阿部、雅也を岡田が演じ、謎の男・金山一輝に岩田剛典(EXILE / 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、雅也の母に中山美穂が扮した。脚本を手がけたのは「まともじゃないのは君も一緒」の高田亮。

このたび9人のキャストが発表された。雅也と同じ大学に通う幼なじみ・加納灯里役で宮崎優、雅也の厳格な父・筧井和夫役で鈴木卓爾、殺人事件の被害者・根津かおる役で佐藤玲、榛村の担当弁護士・佐村役で赤ペン瀧川が出演。雅也と同じ大学に通うクラタを大下ヒロト、殺害事件の現場となった山の所有者“赤ヤッケの女”を岩井志麻子が演じ、白石組の常連俳優である吉澤健が榛村の地元の農夫、音尾琢真が昔の榛村を知る男・滝内に扮した。元お笑いコンビ・ブリリアンのコージ・トクダも金山の元同僚役で参加している。

「孤狼の血」シリーズをはじめ数々の作品で白石と組んできた音尾は「白石監督作品のファンでもある私ですが、今回は冒頭の描写から挫けそうになりました。撮るたびに映像の迫力が増していて、また一つ傑作が誕生したと思います」と本作を称賛した。新キャスト9人のコメントは以下の通り。

※宮崎優の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記

宮崎優 コメント

クランクアップした後。台本を見返すと何故かぽっかり穴が空いた様な不思議な気持ちになりました。こんな感覚は初めてだったので“灯里”という役は私にとってかけがえのない存在なのだと気付かされました。白石組の一員として“灯里”として生きれた事を心から嬉しく思います。皆さんと劇場でお会い出来るのを楽しみにしています!

鈴木卓爾 コメント

はじめにいただいたシナリオを読んだ時、雅也の家族の間に流れる空気がありありと伝わってきました。現場で、岡田健史さん、中山美穂さん、白石監督、白石組の皆さんと、この空気の濃度を確かめるように場面を作っていきました。この空気、ぜひ劇場で皆さんに味わってもらえたらと思っています。

佐藤玲 コメント

念願叶い白石監督とご一緒出来たこと、とても嬉しく思っています。
誰もがどこかで好奇の目を持って興味を抱いてしまうシリアルキラーと、自分自身かのような平凡な人間との対峙に、終始ヒリヒリしました。たった一つの冤罪証明…一体どんな結末が待っているのか、ぜひ映画館でお楽しみください!

赤ペン瀧川 コメント

白石組に再び呼んで頂き、本当に本当に嬉しかったです。現場では阿部さんの芝居を間近で見て、岡田さんとガッツリ絡み、俳優として幸せな時間を過ごしました。その後、完成した映画を観せて頂きましたが、とんでもない映画になっておりました。あの幸せな時間の結晶がこんな恐ろしい映画になるなんて…。

大下ヒロト コメント

自分が演じた役は、雅也と同じ大学のクラタという人間です。雅也とは対照的な人間でもありますが、雅也と同じくどこにでもいる人間でもあります。台本を読んだ時に、限られたシーンの中で、そこをどう表現していくか考えた時、自分もクラタという人間になりうる可能性がある。ということを意識して現場に臨みました。高校時代にレンタルショップで借りて観た「凶悪」から7年。白石監督と一緒に映画を作れた事は、一俳優としても一ファンとしても幸せでした。

吉澤健 コメント

この度の役柄は「地元の農夫」です。私はこの地元の××役というのが好きで、どうすれば俳優が演じるものとは似て非なるものが出せるか、為所のある役でした。

音尾琢真 コメント

見えない何かが重くのしかかるような作品の中で、与えられた日常を健気に生きる人の姿を映像に映し出すべく、それでいてリラックスして臨みました。撮影時は岡田さんとしかお会いしておりませんが、すでに出来上がった登場人物となっていたので、良きベテラン共演者となれるよう頑張りました。白石監督は、もう何度ご一緒させてもらったか分からなくなるほどですが、いつも思う通り、魅了な演出が多かったです。白石監督作品のファンでもある私ですが、今回は冒頭の描写から挫けそうになりました。撮るたびに映像の迫力が増していて、また一つ傑作が誕生したと思います。ぜひ劇場で、最後まで何が起こるかわからない展開に心して身を預けて下さい。

岩井志麻子 コメント

「凶悪」を観て以来、叙情的な生地獄を司る白石監督の映画出演が悲願となっておりました。現場では、岡田さんの真摯な美男ぶりに圧倒されました。韓国でも人気の中山さんと共演、これで韓国人の夫にも見直されました。
ただ一つの心残りは阿部さんにお会いできなかったことですが、完成作を観たら、会わなくて良かったかも、と心底から安堵しました。

コージ・トクダ コメント

岩田剛典さん演じる金山の元同僚「相馬」という男を演じました。相馬の大雑把な性格がどことなく自分と重なる部分があり、日常生活から相馬を取り入れて撮影に臨みました。何より、白石監督の作品に携わらせて頂けた事を光栄に思います。どうぞ公開の日を楽しみにしていて下さい。

(c)2022映画「死刑にいたる病」製作委員会