Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > 宝石を多角的に見て、知って、理解できる特別展『宝石 地球がうみだすキセキ』が国立科学博物館で開催

宝石を多角的に見て、知って、理解できる特別展『宝石 地球がうみだすキセキ』が国立科学博物館で開催

アート

ニュース

ぴあ

ヴュルテンベルク王室旧蔵 ピンク・トパーズとダイヤモンドのパリュール  個人蔵、協力:アルビオン アート・ジュエリー・インスティテュート

続きを読む

フォトギャラリー(5件)

すべて見る

古代から魔よけやお守り、地位や立場を示すシンボルとして、さらに現在では宝飾品として、広く親しまれている宝石をテーマにした特別展『宝石 地球がうみだすキセキ』が、国立科学博物館で2月19日(土)から開催される。

本展は、宝石の原石から豪華絢爛なジュエリーになるまでを、その歴史、種類、特性などあらゆる角度で分かるように、5章から構成されている。第1章では、地球内部でつくられる、宝石の原石(ラフ)を科学的視点で紹介。例えば、紫色が魅力的なアメシストは、地下の空隙に沈殿してできる結晶だ。その結晶の周りにある岩石が鉄分を多く含んでいるため、アメシストは紫色に発色する。会場には、2.5メートルもの巨大なアメシストドームもある。

第3章では、ダイヤモンドやサファイアというよく知られた宝石だけでなく、フォスフォフィライトやブラックダイヤモンドのようなレアストーンまで、200種類を超える宝石の、原石(ラフ)、磨いた石(ルース)が並ぶ。それらを「輝き」、「煌めき」、「彩り」、「強さ」といった宝石の価値基準で説明しながら、宝石の美しさを科学的に解説している。特設コーナーの「光る宝石」にも注目したい。

第2章、第4章、第5章では、宝石を美しく見せる技術を紹介。多くのジュエリーやコレクションも堪能できる。第2章では、世界でも例を見ない宝飾品コレクション「橋本コレクション」の中から宝石がセットされた約200点もの指輪が、第4章では、パリのヴァン クリーフ&アーペルと兵庫・芦屋のギメルによる「仕立て(宝石を貴金属にセッティングする石留めのような技術)」に着目したジュエリーの逸品が、そして第5章では、世界的な宝飾コレクションのアルビオン アートの特別協力による、古代のメソポタミアやエジプトの作品から20世紀の最先端のジュエリーが展示されている。

また、『のだめカンタービレ』の作者、二ノ宮知子が「Kiss」(講談社)で 連載中の『七つ屋 志のぶの宝石匣』とのコラボが決定。主人公である、宝石のオーラが見える質屋の娘・志のぶとイケメン宝石外商・顕定が会場内に登場。展覧会をナビゲートしてくれる予定だ。 地球規模で宝石や原石をとらえたり、きらびやかなジュエリーの美しさに魅了されたり。幅広い見方で宝石を見て、知ることができる貴重な展覧会に、足を運んではみてはいかが。

アンモライト カナダビジネスサービス所蔵
アクアマリン ミュージアムパーク茨城県自然博物館所蔵
フローライト 日本彩珠宝石研究所所蔵
長靴をはいた描(ねこ) 描き下ろしイラスト「シロナガスクジラ×ダイオプテーズ」

【開催概要】
特別展『宝石 地球がうみだすキセキ』
会場:国立科学博物館 地球館地下1階 特別展示室
会期:2022年2月19日(土)~6月19日(日)
休館日:月曜(祝日の場合開館、翌日休) ※3月28日、5月2日、6月13日は開館
時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)
料金:一般・大学2,000円、高中小600円
展覧会公式サイト:https://hoseki-ten.jp
※オンラインでの日時指定予約が必要
※新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、会期、時間、休館日が変更になる場合あり

フォトギャラリー(5件)

すべて見る