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「ブルー・バイユー」ジャスティン・チョンのインタビューが到着、メイキング写真も

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「ブルー・バイユー」メイキング写真

「ブルー・バイユー」で監督、脚本、主演を担当したジャスティン・チョンのインタビューが到着。あわせてメイキング写真が解禁された。

本作は3歳でアメリカに養子に出された韓国生まれのアントニオが、30年以上前の書類不備で国外追放命令を受ける物語。チョンがアントニオ、アリシア・ヴィキャンデルが妻のキャシー、シドニー・コウォルスケが娘のジェシーを演じた。

チョンは、本作の制作を決意したきっかけを「韓国人コミュニティを通して国際的な養子縁組の話を知りました。最初は韓国内で始まったものが朝鮮戦争後に国際的になり、韓国人の子供がアメリカや南米やインドにもらわれるようになったんです。それで興味を引かれて調べるうちに、この映画のように、海外に養子にもらわれて育った子供がのちに国外追放になったり、あるいはまた戻ったりというケースがたくさんあることを知って驚きました。そしてこういう話をほとんどの人は聞いたことがないことに心を痛めました。これは絶対語られるべきストーリーだと思ったのです」と振り返る。

作品で目指したことについては「今の時代に即していながらも、時代を超えた作品にしたいと思っていました。移民の国外退去や南部に住む男性など、この映画は今現在の社会に見られる事象を描いています」とコメント。「それと同時に、私は本作を風化してアンティーク調になっているような感じにしたかったのです。そうすれば、10年後に観ても古くさいと思わない作品になりますから」と話す。

また「この映画はあの場所で暮らす人々と、彼らを演じる俳優たちの演技を何よりも重視しています。16mmフィルムならその点を強調することができ、なおかつ丹念に撮られた映像だと感じさせることができると考えました。自然発生的でいきいきとした映像と、アントニオの心の中を映し出しているような映像をバランスよく配し、リアルで信ぴょう性のあるテクスチャーと雰囲気にすることが重要だと私たちは考えていたのです」と映像へのこだわりを語った。

「ブルー・バイユー」は2月11日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国でロードショー。

(c)2021 Focus Features, LLC.