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大阪アジアン映画祭、渡辺真起子×安藤サクラが姉妹演じた「トルソ」オンライン上映

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「第17回大阪アジアン映画祭」ポスタービジュアル

第17回大阪アジアン映画祭の詳細が明らかに。オンライン座・オープニング作品が渡辺真起子と安藤サクラの共演作「トルソ」に決まった。

「大阪発。日本全国、そしてアジアへ!」をテーマに、アジア映画の鑑賞機会を市民へ提供してきた同映画祭。最新作を上映するコンペティション部門をはじめ、新進気鋭の作家によるインディペンデント映画を取り上げるインディ・フォーラム部門、そのほかアジア映画に焦点を合わせた特集企画が用意された。またスクリーン上映に加え、2021年に引き続き過去に映画祭で上映された作品を中心にピックアップした「大阪アジアン・オンライン座」も開設する。

2010年の第5回で日本初上映された「トルソ」は、「誰も知らない」「歩いても 歩いても」など是枝裕和とのタッグで知られるカメラマン・山崎裕が69歳にして企画・製作・監督・脚本・撮影を担った劇映画監督デビュー作だ。人体の胴部像であるトルソをよりどころにして生きるヒロコと、人の温もりを求める奔放な妹ミナが過ごすひと夏を描く。渡辺と安藤が主人公の姉妹を演じたほか、蒼井そら、井浦新(ARATA)、石橋蓮司、山口美也子がキャストに名を連ねた。山崎によるコメントは下記の通り。

作品ラインナップや上映スケジュールは2月中旬より順次発表。第17回大阪アジアン映画祭は3月10日から20日にかけて、大阪・梅田ブルク7、シネ・リーブル梅田、ABCホールほかで開催される。大阪アジアン・オンライン座は3月3日から21日にかけて実施。

第17回大阪アジアン映画祭

2022年3月10日(木)~20日(日) 大阪府 梅田ブルク7、シネ・リーブル梅田、ABCホール

山崎裕 コメント

第17回大阪アジアン映画祭で「トルソ」が「オンライン座・オープニング作品」に選ばれたと聞き大変驚きました。私はカメラマンとして映画に関わってきていましたが、長編の劇映画の監督をしたのはこの1本だけなのです。
「トルソ」は1970年代のなかば、ヨーロッパで女性解放、性解放、ポルノ解禁等の動きが盛んな頃に、思いついた企画です。男と女の関係において、女性の意識の高まりを尊重したい、という思いで考えていましたが、なかなか具体的にはなりませんでした。
2000年代に入り日本の女性も大きく変わり、日本を舞台にしても出来るかもしれないと思い始めた頃に、渡辺真起子、安藤サクラ、というふたりの素晴らしい女優に出会い、一気に具体的なイメージが広がって完成出来た作品です。
私自身が限りなく、愛し、敬う、女性すべてに捧げる作品です。今回、あらためて多くの方々に見て頂ける機会を頂いたことに大変感謝しています。