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1人の若手監督が記録した“映画業界の今”「世界で戦うフィルムたち」今冬公開

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「世界で戦うフィルムたち」ビジュアル

「12ヶ月のカイ」「マイライフ、ママライフ」の亀山睦実が監督を務めたドキュメンタリー「世界で戦うフィルムたち」が2022年冬に全国公開される。

「12ヶ月のカイ」でアメリカのフェニックス映画祭・国際ホラー&SF映画祭にて、日本人として初めてSFコンペ部門の最高賞を受賞した亀山。世界進出を目指す1人の若手監督が現地参加した映画祭の模様を記録し、コロナ禍における映画業界の今を捉えていく。亀山は自ら国際的に活躍する映画人にもインタビュー。「キャタピラー」でベルリン国際映画祭の銀熊賞(女優賞)を獲得した寺島しのぶをはじめ、映画監督の石橋夕帆、宇賀那健一、片山慎三、北村龍平、清水崇、深田晃司らが出演している。

亀山はコロナ禍で渡航が制限される最中、海外の映画祭に参加。「覚悟を決めて始めた試行錯誤の1人旅ではありましたが、記録を進めていくうちに、私のような新人監督を応援し励まし、癒してくださるたくさんの方々に出会うことが出来ました。皆一様に、『面白い映画を作りたい』と熱い気持ちを持ち、日本映画が世界に広がる可能性に希望を抱いています。彼らが、そして私たちが諦めず挑戦し続ける限り、未来を切り開くヒントは必ず見つかると私は確信しています」と語っている。プロデューサーの浦野大輔によるコメントも下記の通り。

亀山睦実 コメント

このコロナ禍にたった1人で、言葉も通じない海の向こうへ飛び出す。
正気の沙汰ではないと自分でも思いました。けれどもそうしなければ、「12ヶ月のカイ」に関わった皆の努力が報われないどころか、自らのキャリアさえも捨てることになってしまう。
海を渡るか、映画をやめるか、背水の陣でした。
覚悟を決めて始めた試行錯誤の1人旅ではありましたが、記録を進めていくうちに、私のような新人監督を応援し励まし、癒してくださるたくさんの方々に出会うことが出来ました。皆一様に、「面白い映画を作りたい」と熱い気持ちを持ち、日本映画が世界に広がる可能性に希望を抱いています。彼らが、そして私たちが諦めず挑戦し続ける限り、未来を切り開くヒントは必ず見つかると私は確信しています。

浦野大輔 コメント

“1億人から70億人を視聴者に映画を作る”ことを意識しなければ、未来は明るくないと感じています。果たしてどんなものが面白いと思ってもらえるのか? 言語も文化も違う世界にまずは飛び込まないと何も見えてきません。この映画をきっかけに対話がうまれ、あらゆることが浮き彫りになっていくことを期待しております。