Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > Chim↑Pom初の本格的回顧展『Chim↑Pom展:ハッピースプリング』、2月18日(金)より森美術館にて開催

Chim↑Pom初の本格的回顧展『Chim↑Pom展:ハッピースプリング』、2月18日(金)より森美術館にて開催

アート

ニュース

ぴあ

撮影: 山口聖巴

続きを読む

フォトギャラリー(5件)

すべて見る

独創的なアイデアと卓越した行動力で、社会に介入し、私たちの意表を突く数々のプロジェクトを手掛けてきた、アーティスト・コレクティブChim↑Pom(チンポム)。その活動を網羅する大型回顧展が、2月18日(金)より六本木・森美術館にて開催される。

Chim↑Pom は2005年に結成され、メンバーは卯城竜太、林靖高、エリイ、岡田将孝、稲岡求、水野俊紀の6人。

これまで、広島市の原爆ドーム上空に飛行機雲で原爆の閃光を想起させる「ピカッ」という文字を描いた≪ヒロシマの空をピカッとさせる≫(2009年)や、東日本大震災後、渋谷駅の連絡通路内に恒久設置されている岡本太郎の壁画《明日の神話》(1968-1969年)の右下の余白部分の壁に、その原発事故を主題とした絵をゲリラ的に設置した≪LEVEL 7 feat.『明日の神話』≫(2011年)、イギリスの「マンチェスター国際芸術祭」に参加した際に行った、19世紀に同地で流行したコレラとビールの歴史的関係をテーマにしたプロジェクト『酔いどれパンデミック』(2019-2020年)など、現代社会の事象や諸問題に対する強いメッセージ性を持ちながら、ユーモアや皮肉も感じられる作品を発表してきた。

同展では、初期から近年までの代表作と新作を紹介。都市と公共性、ヒロシマ、東日本大震災などの7つのテーマで展覧会を構成し、作家が一貫して考察する事象を浮き彫りにしつつ、活動の全貌を検証する。

また、展覧会場に託児所を開設する新作アートプロジェクト「くらいんぐみゅーじあむ」を展開。Chim↑Pomのメンバーと同世代の子育て事情から着想を得た新プロジェクトで、3月31日(木)23:59まで託児所の運営資金の調達を目的としたクラウドファンディングを実施中だ。

先行きが不透明な今日、既成概念を打ち破る彼らの力強い作品は私たちの想像力を刺激し、共により良い未来を考える道標となるだろう。

Chim↑Pom《スピーチ》(「サンキューセレブプロジェクト アイムボカン」より)2007年
Courtesy:ANOMALY and MUJIN-TO Production(東京)


Chim↑Pom《ヒロシマの空をピカッとさせる》2009年
Courtesy:ANOMALY and MUJIN-TO Production(東京)撮影:Cactus Nakao


Chim↑Pom《LEVEL 7 feat.『明日の神話』》2011年
所蔵:岡本太郎記念館(東京) Courtesy:ANOMALY and MUJIN-TO Production(東京)


Chim↑Pom「酔いどれパンデミック」2019-2020年
個人蔵 委託制作:Manchester International Festival and Contact, 2019
企画:Contact Young Curators Courtesy:ANOMALY and MUJIN-TO Production(東京)
撮影:Michael Pollard


【開催概要】
『Chim↑Pom展:ハッピースプリング』
会場:森美術館ほか
会期:2022年.2月18日(金)~5月29日(日) ※会期中無休
時間:10:00~22:00、火曜(5月3日を除く)は10:00~17:00(入場は閉場30分前まで)
料金:平日一般1,800円、65歳以上1,500円、大高1,200円、4歳~中学600円/土日祝一般 2,000円、65歳以上1,700円、大高1,300円、4歳~中学生700円
※『MAMコレクション014: 重力と反転、ミクロとマクロ―立石大河亞、イン・シゥジェン(尹秀珍)、岩崎貴宏、金氏徹平』、『MAMスクリーン015: ルー・ヤン(陸揚)』、『MAMリサーチ008:突然、顕わになって―東南アジアの美術と建築 1969-1989』も同時開催
※事前予約制(日時指定券)を導入

美術館公式サイト:https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/chimpom/index.html

フォトギャラリー(5件)

すべて見る