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OSK日本歌劇団の創立100周年記念式典、桜吹雪と“桜パラソル”で華やかに

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ナタリー

OSK日本歌劇団創立100周年記念式典より。

昨日1月30日に、大阪・大阪松竹座でOSK日本歌劇団の創立100周年記念式典が行われた。

1922年に大阪松竹座の開場に合わせて、“松竹楽劇部”として誕生したOSK日本歌劇団。創立100周年となる今年は大阪・東京・京都で記念公演を上演する。

2月5日に大阪松竹座で開幕する「レビュー 春のおどり」に先駆け行われた式典には、トップスターの楊琳、娘役トップスターの舞美りら、千咲えみ、特別専科の桐生麻耶ら52名の劇団員と11名の研修生が登場。100周年記念舞踊「さくら」に始まり、主催者のあいさつ、来賓の祝辞、OG桜の会代表で30期生の望月まり子の言葉に続き、100年の歴史が映像で紹介され、劇団歌「虹色の彼方へ」が合唱された。

楊は17年前に同劇場で観た「レビュー 春のおどり」がOSKを目指すきっかけになったと振り返り、このような時世で100周年を迎えたことについて「『諦めない力』こそが、先輩方から受け継いだ私たちOSK日本歌劇団の伝統の一つ。皆様のご声援が私たち劇団員の支えとなり、力となります。今後とも引き続きOSK日本歌劇団をご声援いただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます」と力強く述べた。そして、“桜パラソル”を手に鮮やかなステージングで魅せながら、テーマソング「桜咲く国」が歌われ、式典は幕を下ろした。

囲み取材で楊は、舞踊「さくら」の幕開きで1人、舞台に立ったときの心境を「『ついに100周年を迎えたんだな』と実感しました。言葉にはしがたいですが、自分であって自分でないような感覚でした」と説明。「桜咲く国」の場面では「総重量6kgという、これまでにないほどの桜吹雪に包まれ、さらに客席の皆様全員が桜パラソルを振ってくださった。とても幸せな瞬間でした」とほほ笑む。一方、「私も桜吹雪越しにお客様を見ようと思ったんですが、桜が本当に多くてほとんど見えなかったです(笑)」と言う桐生。「(「桜咲く国」を)何十年も歌っていますが、100周年ともなると、感じたことのない思い、いつもの舞台とは違う景色で、緊張しました」と明かした。

OSK日本歌劇団創立100周年記念公演「レビュー 春のおどり」は2月5日から20日まで。その後、3月25日から27日まで東京・新橋演舞場でも上演される。また、7月9日から18日にかけて京都・南座でOSK日本歌劇団創立100周年記念公演「レビューin Kyoto」が行われる。

OSK日本歌劇団創立100周年記念公演「レビュー春のおどり」

2022年2月5日(土)~20日(日)
大阪府 大阪松竹座

2022年3月25日(金)~27日(日)
東京都 新橋演舞場

第1部「光」

演出・振付:山村友五郎、尾上菊之丞、藤間勘十郎

第2部「INFINITY」

作・演出:荻田浩一

出演:楊琳、舞美りら、千咲えみ、白藤麗華、虹架路万、愛瀬光、城月れい、華月奏、遥花ここ、翼和希、椿りょう / 桐生麻耶 ほかOSK日本歌劇団

OSK日本歌劇団創立100周年記念公演「レビューin Kyoto」

2022年7月9日(土)~18日(月・祝)
京都府 南座

第1部「ミュージカルロマン 陰陽師」

原作:夢枕獏「陰陽師」シリーズ(文藝春秋)より
作・演出:北林佐和子

第2部「INFINITY」

作・演出:荻田浩一

※2022年2月2日追記:OSK日本歌劇団創立100周年記念公演「レビュー春のおどり」は新型コロナウイルスの影響で2月5日から13日までの公演が中止になりました。