THE BAWDIES、ポジティブなエネルギーと笑顔届けた念願ツアーファイナル
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THE BAWDIES(撮影:山川哲矢)
THE BAWDIESが昨日1月30日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)にて、全国ツアー「BLAST OFF! TOUR 2021-2022」の最終公演を開催した。
「BLAST OFF! TOUR 2021-2022」はTHE BAWDIESが2021年9月リリースのアルバム「BLAST OFF!」を携えて、同年10月から2022年1月にかけて全27公演実施したツアー。バンドはアルバムに収録されている全12曲やライブ定番曲など、計20曲をパフォーマンスして観客を楽しませた。
「5、4、3、2、1、 Blast off!!」というカウントダウンに続いて、ライブはアルバムに収録されているロックンロールナンバー「YA! YA!」でスタート。TAXMAN(G, Vo)、JIM(G, Cho)によるリフが絡み合い、観客はバンドの熱演に手拍子で応えた。ROY(Vo, B)が「今夜は思いっきり“BLAST OFF”してください! このロケットに乗り込んでください。飛び立ちますよ!」と観客を煽ったあと、彼らはMARCY(Dr)による力強いドラムが印象的な「OH NO!」「BLUES GOD」を畳みかけた。
2019年から2020年にかけて開催予定だった、アルバム「Section #11」を携えた全国ツアー「Section #11 Tour」を、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて中断したTHE BAWDIES。ROYは今回のツアーが最終公演までたどり着けたことを喜び、「皆さんの目の前で演奏できるありがたさを、このツアー中、改めて感じさせてもらいました」と噛み締める。さらに「前作を伝えきれない悔しさがありました。でも、我々はどんなときでも止まらず、転がり続ける姿が光や希望になるんじゃないかと考えるロックンロールバンド。ツアーができないなら、もっと素晴らしいアルバムを作って、みんなに届けるべきじゃないか。『BLAST OFF!!』は、そんなポジティブなエネルギーが充満したアルバムです」と語った。その後、バンドはアルバム収録曲を連投。ニューウェーブ調のギターサウンドが印象的な「SUN AFTER THE RAIN」、マージービート風のロックンロール「I DON'T WANNA」、TAXMANが歌う「LOOKER SUGAR」で「BLAST OFF!!」が持つポップな魅力をアピールした。
中盤にはファンクやブルースの要素を併せ持つ「RUN AROUND」、The Isley Brothers「WHY WHEN LOVE IS GONE」のカバー、サイケな魅力が光るポップナンバー「ROLLER COASTER」を演奏し、オーディエンスにバンドの振り幅を見せつけた。ファンにはお馴染みの「HOT DOG」前にバンドが行うコント“HOT DOG劇場”では、人気ゲームやアニメのパロディを披露して観客の笑いを誘った。本編最後に演奏されたのは、「Section #11」のリードトラック「SKIPPIN' STONES」。4人はポップなサウンドで観客を踊らせてステージをあとにした。
アンコールでは、メンバー全員によるハーモニーが響くバラード「END OF THE SUMMER」が披露された。ROYが「携帯のライトを灯してもらってもいいですか? 光を感じながら、ともに進んでいきたいと思います」と観客に呼びかけると、客席には多くの光が灯った。それを目にしたROYは、「コロナ禍に限らず、これからも前を向けないこととか、上を向けないことがあるかもしれない。そんなときこそ笑いながら転がり続けている我々を見てほしい。(ライブに来てもらえれば)笑顔にして帰します」とファンに語りかけた。THE BAWDIESは最後にファンキーなロックンロールナンバー「JUST BE COOL」を力強くプレイして本ツアーを締めくくった。
THE BAWDIES「BLAST OFF! TOUR 2021-2022」1月30日(日)Zepp DiverCity(TOKYO) セットリスト
01. YA! YA!
02. OH NO!
03. BLUES GOD
04. SUN AFTER THE RAIN
05. I DON'T WANNA
06. LOOKER SUGAR
07. KICKS!
08. IT'S TOO LATE
09. RUN AROUND
10. WHY WHEN LOVE IS GONE
11. YES OR NO
12. ROLLER COASTER
13. HOT DOG
14. DO IT
15. RAINY DAY
16. LET’S GO BACK
17. T.Y.I.A.
18. SKIPPIN’ STONES
<アンコール>
19. END OF THE SUMMER
20. JUST BE COOL