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布袋寅泰、60歳の誕生日に舞台挨拶登壇!自身のドキュメンタリー映画は「満足できる最高の作品」

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布袋寅泰のアーティスト活動40周年を記念して製作されたドキュメンタリー映画『Still Dreamin’-布袋寅泰 情熱と栄光のギタリズム-』の完成披露プレミア上映会が2月1日、都内で行われ、布袋と石田雄介監督が登壇した。

同日は映画主題歌『Still Dreamin’』を収録したニューアルバムの発売日であり、布袋自身の60歳の誕生日でもある記念すべき日。舞台挨拶ではファンの温かい拍手を受けながら、花束を手渡される場面もあり「特別な日を、みんなと一緒に過ごせるのがうれしい。自分のドキュメンタリー映画ですけど『ぜひ、見てください』って言える、満足できる最高の作品になりました。人生を肯定してもらえた」と感謝と手応えを示していた。

1988年以降の様々なライブ映像や、ターニングポイントとなった歴史的瞬間、当時の貴重なインタビュー映像など、多数の未公開映像を収録。布袋自らが全編にわたってナレーションを務め、過去の視点と現在の視点を通して40年間の軌跡をたどっていく。

当初、ドキュメンタリー映画の企画が舞い込んだ際には「ちょっと待ってよって(笑)。自分の歴史が、何かを伝えるストーリーになるのか。気恥ずかしい気持ちもありましたし、良い面だけをつなげて、光ばかりのストーリーに仕立てるのも気持ちが進まなかった」と戸惑いも。それでも、布袋の熱烈なファンでもある石田監督のアプローチに触れ「丁寧に真摯に向き合ってくれて、僕を素直に導いてくれた。自分でも『あっ、そうか。こういう風につながるんだ』って思えた。僕自身が僕の視点で僕を見るって、ありえないんですけど、ご覧になる皆さんの歴史と重ねながらタイムトリップできる」と作品への前向きな気持ちを明かした。

映画のタイトルについては、「活動を続けるなかで、いろんなものを受け入れ、理解しながら、夢の形が変わっていたが、結局『今も夢の話をしているよね』と。人間、夢を語っているときが輝いている。stillという言葉を使って、継続する夢の力を映画で描けるんじゃないかと思った」と熱弁。同時に「ひょっとしたら、うそくさく聞こえてしまうかもしれないが、今は心が疲れていて、ネガティブなことばかり連鎖しているから、あえてストレートにいこうと決めた。夢を追いかけている人に語りかけられたら」と説明していた。

映画ではコロナ禍における音楽との向き合い方についても赤裸々に告白。ロックダウン下のロンドンの自宅からの自撮り映像や、2021年1月に東京・日本武道館で敢行した無観客配信ライブの裏側で本音を吐露する姿などを通し、ミュージシャンとしてのみならず、1人の人間としての葛藤も描き出す。

当初は撮影クルーが、布袋の居住する英ロンドンを訪ねる計画もあったが頓挫。「次々と予定を変更せざるを得ない、ご苦労する布袋さんの背中を追いかけながら、臨機応変に構成を変えていった」と振り返る石田監督。リモート会議も重ねたといい、「布袋さんは一番若いアシスタントにも『君はどう思う?』ってちゃんと意見を聞いてくださる。チームワークを再確認でき、モチベーションもあがった。リーダーシップってこういうことなんだと目の当たりにした」と舞台裏を明かすと、当の布袋は「誕生日だから、バンバン褒めて」と照れ笑いを浮かべていた。

昨年9月に行われたパラリンピックの閉会式にサプライズ登場し、大きな話題を集めたが、こちらは守秘義務の関係で、石田監督には知らせることができなかったといい「次の次の日に監督に会って『教えてくださいよ~』と言われた」(布袋)。また、パラリンピック以来、ロンドンに戻れず「もう7ヶ月家族に会えていない」とも明かした。

取材・文・写真=内田涼

『Still Dreamin’ ―布袋寅泰 情熱と栄光のギタリズム―』
2月4日(金)より<2週間限定>全国ロードショー

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