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青柳翔、玉城ティナ、千葉雄大、永山瑛太、前田敦子!5人の“俳優監督”が集結

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「アクターズ・ショート・フィルム2」完成報告会の様子。左から青柳翔、玉城ティナ、千葉雄大、永山瑛太、前田敦子。

「アクターズ・ショート・フィルム2」の完成報告会が本日2月2日に東京都内で行われ、監督として参加した青柳翔、玉城ティナ、千葉雄大、永山瑛太、前田敦子が登壇した。

第一線で活躍する俳優たちが、同条件の予算や撮影日数で25分以内の短編映画を監督する「アクターズ・ショート・フィルム」。イベントでは5人それぞれが監督作の着想や撮影現場でのエピソードを語った。

青柳は、ある秘密を露呈する4人家族を繊細な芝居を通して紡ぐ「いくえにも。」を監督。MCから「展開が読めず、解釈に幅がある」と指摘されると「最初から観る人によって解釈が変わる作品にしたいとは話してました。なのでお客さんの反応がすごく気になります」と話す。親交のある村上虹郎が主演を務めており、「まず虹郎に出てもらえたことにすごく感謝しています」と吐露。そして「全員に人物設定を渡したんですが、現場では『中身を忘れて演じてください』と伝えてました。本当にキャストに助けられた現場でした」と振り返った。

玉城は白い部屋で深い内省を吐き出す少女と、物言わぬ不思議な少年のつながりを描いた「物語」を発表。モデルの琉花が演じた少女は芸能界で働く設定で、玉城は「自分が経験していたり、想像できることをテーマにしたかった。主人公は表に出る仕事をしてる女の子です」と紹介する。自身の経験が反映されているか問われると「実際に言われたことも、想像して(脚本を)書いた部分もあります」と回答。さらに「実はもともと違う題材にする予定だったんですが、それがあまり短編向きではなくて、もう少し経験を積んでから、やったほうがいいと思いました。書きためていたものから、自分の一番最初の作品にふさわしいものを選んで脚本を書きました」と述べつつ「機会があれば、また(監督に)挑戦してみたいと思ってます」と続けた。

千葉は友達以上、恋人未満の男女の孤独の先にある関係を見つめた「あんた」で、「アクターズ・ショート・フィルム」初の監督・脚本・主演の3役に挑戦。MCから現場の感想を聞かれると「演じながらカットをかけるのが大変と思うことはありました。でもご一緒した伊藤(沙莉)さんに代わりにカットをかけてもらったりとか(笑)。人に助けられながら監督しました」とほほえむ。監督としての演出については「脚本の段階からしゃべりやすいテンポ感や語感を意識してたんですが、現場では臨機応変に変えてました。あとはお互い『お好きにどうぞ』という空気でやってましたね」と語った。

永山は死に場所を求めて1人さまよう名もなき男を描いた「ありがとう」を監督。主演は役所広司が務めており「役所さんに出ていただけることが決まっただけで『もう台本なんていらないんじゃないか』というぐらいの思いでした」と出演が決まったときのことを回想する。台本には男のセリフがほとんど書かれておらず、永山は「一応書いてはみたんですけど……セリフは僕には書けないなと思いましたね」と理由を明かした。

前田が監督したのは、とある女性の怒りと食欲の奔流、そして彼女を見守る友人を描いた「理解される体力」。前田は初監督にあたり、かねてからファンだった劇作家・演出家の根本宗子に脚本を依頼した。根本からは「25分ぐらいの物語を15分ぐらいの尺で描いてほしい」と言われていたそう。前田は「すごいセリフ量。でも、主演のお二人には『一言一句そのまま覚えてください』と伝えてました。あの会話量を朝から晩までびっちり。すべてを託したんですが、何より撮影を楽しんでる姿がすごくうれしかったです」と友人でもある柳英里紗と三浦貴大への感謝を口にした。

「アクターズ・ショート・フィルム2」はWOWOWで2月6日に放送・配信。

「アクターズ・ショート・フィルム2」

WOWOWプライム、WOWOW 4K、WOWOWオンデマンド 2022年2月6日(日)17:00~放送・配信