尾崎世界観、“トム・ウェイツ的な感じ”で「ちょっと思い出しただけ」に出演

松居大悟の監督作「ちょっと思い出しただけ」に出演した尾崎世界観（クリープハイプ）のメイキング写真と場面写真が到着した。

本作は、尾崎がジム・ジャームッシュ監督作「ナイト・オン・ザ・プラネット」に影響を受け制作した楽曲「ナイトオンザプラネット」に着想を得たラブストーリー。別れたあとの男女の姿から始まり、1年ごとに時をさかのぼりながら2人の二度と戻らない日々が紡がれる。けがでダンサーの道をあきらめた照生を池松壮亮、タクシードライバーの葉を伊藤沙莉が演じた。

尾崎は主題歌を提供しただけでなく、主人公2人の行く末を見守るミュージシャン役で本編にも出演。松居から最初にオファーを受けた際は「こんなに素晴らしい台本なのに自分が出ることで嘘の世界を作りたくないから、クリープハイプとしては出演できない」と一度は断ったそう。だが松居に「ジャームッシュ映画にときどき登場するトム・ウェイツ的な感じで出るのはどう？」と打診され、「じゃあひげ生やしていい？」と条件付きで出演することになった。劇中では、尾崎演じるミュージシャンがバンドを率いて歌うシーンも。メイキング写真には、特殊メイクでひげを生やした尾崎と、松居、池松が談笑する様子が切り取られた。

「ちょっと思い出しただけ」は2月11日より全国ロードショー。

(c)2022『ちょっと思い出しただけ』製作委員会