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「ヘドウィグ」本日開幕、主演・丸山隆平「負けないで一緒に戦っていきましょう!」

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ブロードウェイミュージカル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」より。

関ジャニ∞の丸山隆平が主演を務めるブロードウェイミュージカル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」が、本日2月3日に東京・EX THEATER ROPPONGIで開幕。これに先駆け、公開ゲネプロと取材会が本日行われた。

ジョン・キャメロン・ミッチェル作「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」は、1998年にアメリカ・ニューヨークのオフブロードウェイで初演されたミュージカル。劇中では、性転換手術を受けた際のミスで“怒りの1インチ(アングリーインチ)”が残ってしまった少年・ハンセルが、性別を超えたドラッグクイーン・ヘドウィグとしてライブステージに立つ姿が描かれる。今回の上演版では、ヘドウィグ役を丸山、ヘドウィグの恋人で、バンドメンバーのイツハク役をさとうほなみが演じる。また本作の生みの親であるミッチェルが演出、鈴木勝秀がアドバイザーを担当する。

取材会には、丸山とさとうが登場。取材開始前、丸山は「大変な世の中ですけど、負けないで一緒に戦っていきましょう!」と、ヘドウィグの口調で報道陣に話しかけ、「イツハク、あんたも何か言いなさいよ?」と隣のさとうに振る。さとうは「うちのヘドウィグがすみません……(笑)」と恐縮した様子を見せ、会場の笑いを誘った。

司会から上演への手応えを聞かれると、丸山はヘドウィグの口調のまま、「手応えは、やっぱりお客さんが入ってからかしらね。まだよくわからないわ。でも楽しそうってことだけはわかってるから、よろしくお願いしますって感じ」と続ける。すると、さとうから「ずっとその口調で……?(笑)」と不安げなツッコミが入る。それを受けて、「いや、ちょっとやばいな(笑)」と口調を戻した丸山は「僕はミュージカル自体が初挑戦。ほなみさんや、バンドメンバーの支えを受けながら全力で演じるので、(観客には)生の臨場感を楽しんでいただきたい」と意気込みを述べた。

さとうは、男性の衣裳を着て演じるのは今回が初めてだと明かしつつ、「イツハクは、ヘドウィグについていきたいという思いで一緒にツアーを回っています。私もイツハクと同じく、尊敬する丸山さんについていこうという気持ちです」と真摯に語る。その発言に対して、丸山が「(今、さとうが言ったことは)台本に書いてます。僕が言わせてるんです(笑)」と冗談を飛ばすと、さとうは「いや、台本はないです!(笑)」と返し、周囲を笑いで包んだ。

丸山の印象を問われたさとうは「自由度の高い方。お芝居をしても、歌っていても、そのままの丸山さんで、生き生きされているのが見てわかる。一緒にやっていて楽しい」とコメント。それに丸山は「あなたがいるからよ? あとバンドのみんなもね。すごく自由にさせてくれるの……最高よ」と言葉に力を込めた。

取材会は、やがて本作の演出を手がけたミッチェルの話題に。丸山は「(ミッチェルは)すごく肯定的で、いつも元気を注入してくださいました。ご本人が何度もヘドウィグを演じていらっしゃるから、俳優のメンタルも理解していらっしゃる。すごく支えていただいた」、さとうは「(ミッチェルと)最初にリモートでお話させていただいたとき、『作品にとらわれず、自由にやってほしい』と言われました。なので、楽しむ気持ちで演じることができれば、ジョンも喜んでくれるんじゃないかなと」と、それぞれミッチェルへの思いを話す。

司会から、ミッチェルからどのようなアドバイスをもらったのか聞かれると、丸山は「『お酒はちょっと控えて。修行僧のように生活しないとこの役は持たないわよ』とか、『劇が始まる前は絶対に大をしときな』とか(笑)。そうやって笑わせて、リラックスをさせせてくれましたね。さきほどもご連絡をいただいたのですが、『初日は、とにかくたくさんいろんな自分に出会って、楽しんできておいで』って。力をもらいました」とほほ笑んだ。

上演時間は約1時間50分。EX THEATER ROPPONGI公演は13日まで。その後、2月から3月にかけて大阪・福岡・愛知・北海道で上演されたのち、最後に東京・Zepp DiverCity TOKYO公演が行われる。

ブロードウェイミュージカル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」

2022年2月3日(木)~13日(日)
東京都 EX THEATER ROPPONGI

2022年2月16日(水)~19日(土)
大阪府 Zepp Osaka Bayside

2022年2月23日(水・祝)
福岡県 Zepp Fukuoka

2022年2月25日(金)~27日(日)
愛知県 Zepp Nagoya

2022年3月2日(水)
北海道 Zepp Sapporo

2022年3月4日(金)~6日(日)
東京都 Zepp DiverCity TOKYO

作・演出:ジョン・キャメロン・ミッチェル
作詞・作曲:スティーヴン・トラスク
アドバイザー:鈴木勝秀
出演:丸山隆平、さとうほなみ