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文様がないからこそ際立つ素材の魅力を紹介 企画展『かたちのチカラ-素材で魅せる-』、2月26日(土)より開催

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≪朱漆盤≫日本・室町時代 永正3 年(1506)根津美術館蔵

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2月26日(土)より根津美術館にて、同館のコレクションを軸に、素材が形作る造形美を紹介する展覧会『かたちのチカラ-素材で魅せる-』が開催される。

同展では、3つの切り口で素材が形作る造形美を紹介。第1章では、“極まるかたち”をテーマに中国・宋元時代を中心とした、漆器や磁器に代表される均整と洗練を極めた唐物を、第2章では、長年の使用に耐えるたくましさを持った日本の “用いるかたち”を紹介。特に寺社の什器であった、シンプルなかたちで長年使用されたことがわかる朱漆器は、後世その力強い造形に加え、塗膜の摩耗にさえも美が見いだされることになった。第3章は“挑むかたち”と題して、新たな価値の創出など、挑み続ける茶道具のかたちを展観。素材のバリエーションが豊かな花入と水指を中心に、茶の湯における名脇役である茶道具の形に光を当てる。

また、ウルシノキから採取される樹液を用いた天然の塗料であり、接着剤でもある漆にも注目。美しさと強さを兼ね備えた稀有な素材・漆は、古来さまざまな造形に用いられてきた。
これら漆工に陶磁や金工の名品を織り交ぜながら、文様がないからこそ鮮明になる、かたちのチカラ、素材の魅力を提示する。

≪黒漆輪花椀≫中国・北宋時代 12 世紀 根津美術館蔵 永田牧子氏寄贈
龍泉窯 重要文化財≪青磁竹子花入≫中国・南宋時代 13 世紀 根津美術館蔵
備前≪緋襷鶴首花入≫日本・江戸時代 17世紀 根津美術館蔵
≪刷毛目茶碗 銘 八重葎≫朝鮮・朝鮮時代 16 世紀 根津美術館蔵

【開催概要】
企画展『かたちのチカラ-素材で魅せる-』
会期:2022年2月26日(土)~3月31日(木)
時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜(3月21日は開館)、3月22日(火)
料金:一般1,300円、大高1,000円 
※オンライン日時指定予約制
美術館公式サイト:https://www.nezu-muse.or.jp/

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