【K-POP界の“New Hope”ONF特集】PART3 アルバム10曲をメンバーが紹介！ONF「SELF LINERNOTES」
音楽
インタビュー
ONF (C)WM ENTERTAINMENT
ONFのONFらしさのひとつは、彼らの“音楽”。デビュー時から一貫してMonoTreeのファン・ヒョン氏に全面プロデュ―スを任せ、自分たちのために作られた楽曲をリリースし続けているというのが、ほかのアイドルとは大きく異なる点だろう。デビューからこれまで、そのとき、そのときの彼らにマッチした作品を携えて彼らは登場する。作品のたびに成長して成熟していく6人のミュージシャンシップとプロデューサー陣とのパワーが相まって、その音楽は豊かに広がり続け拡充している。また、名曲の宝庫と名高いONFのアルバムは音楽面はもちろのこと、そこに描かれるストーリーや、ONFだけの世界観の展開を深堀りしていくのも楽しい。
前回（21年6月）のインタビューでは、『CITY OF ONF』に収録された全14曲を解説して頂いたので、今回は特別に2021年の下半期にリリースした2枚のアルバムをメンバー自らが解説！
夏だけのスペシャルアルバムとしてリリースされた『SUMMER POPUP ALBUM [POPPING]』(21/8/9)は、全曲タイトルに“夏”がついた異例のアルバム。ONFがデビューした“夏”、6人が帰ってくる“夏”に想いを繋げる1枚。そして、最新の6thミニアルバム『Goosebumps』(21/12/3)は、彼らの次のチャプターへの序章となる1枚だ。
SUMMER POPUP ALBUM [POPPING]
2021.08.09 Release
Track01.POPPING（여름 쏙：夏にすっかり）
Composed by ファン・ヒョン（MonoTree） / Lyrics by ファン・ヒョン（MonoTree）, WYATT（ONF） / Arranged by ファン・ヒョン（MonoTree）
J-US：『POPPING』という曲は“夏にはまった君と僕”というのがテーマになっています。炭酸水のような爽やかなメンバーたちの声とフルートの音色が調和した、夏の清涼感を感じられる曲です！
中毒性のあるメロディと、曲の始まりの合唱が頭の中を駆け巡る、そんな印象的な曲になっています。
U：とても楽しい曲なので、レコ―ディングでも練習でも、いつも以上に楽しくやっていたのを覚えています。特に『POPPING』の振り付けは、僕が練習生の頃から映像もたくさん見てカバーもしてきた振り付けチームの方と一緒に作業することができたので、すごく嬉しかったんです。歌の雰囲気を生かした、自由で楽しくなる構成が上手にできたと思って、ダンスの練習をしながら早くファンの皆さんにステージをお見せしたい！と思っていました。
(MV)온앤오프 (ONF)_여름 쏙 (Popping)
Track02.Summer Poem（여름 시：夏の詩）
Composed by ファン・ヒョン（MonoTree）, MK（ONF） / Lyrics by ファン・ヒョン（MonoTree）,WYATT（ONF） / Arranged by ファン・ヒョン（MonoTree）
WYATT：『Summer Poem』は、都会の街を散歩しながら告白する瞬間を表現したドラマのような曲で、ときめきに満ち溢れている曲です。だから、この曲を聴くたびに僕の心もときめきます。ボサノバのリズムをべースにした曲なので、歌詞を書くときにはボサノバの曲をたくさん聴きました。これから毎年夏になるたびに、僕はボサノバと『Summer Poem』のことを思い出すんじゃないかな。
Track03.Summer Shape（여름의 모양：夏の形）
Composed by ソン・ゴウン（MonoTree） / Lyrics by ソン・ゴウン（MonoTree） / Arranged by ファン・ヒョン, Jun_P（MonoTree）
MK：“それぞれの人が出会う、それぞれの夏の形”というセンチメンタルな歌詞の曲で、コーラスも重ねていないメンバー1人ひとりの声が鮮やかに納められています。なによりもメンバーたちの歌声に集中できる曲。歌の感性を生かすために、レコーディングのときには特に慎重に歌おうとしたのを覚えています。
Track04.Dry Ice（여름의 온도：夏の温度）
Composed by SCORE（13）,Megatone（13）,Inner Child,ファン・ヒョン（MonoTree）, MK（ONF） / Lyrics by GDLO（MonoTree）, WYATT（ONF）, Inner Child（MonoTree） / Arranged by SCORE（13）, Megatone（13）
E-TION：空気を冷たくするのに触れると熱い「ドライアイス」をモチーフにした恋の歌です。この曲を初めて聴いたとき、相反する感覚を与えるようなこのテーマが、まるで僕たちONFと似ているというように感じたんです。この曲はパワフルな振り付けもポイントなので、ぜひパフォーマンスの映像と一緒に楽しんでほしいです。
Track05.Summer End（여름의 끝：夏の終わり）
Composed by ファン・ヒョン（MonoTree） / Lyrics by ファン・ヒョン（MonoTree）, WYATT（ONF） / Arranged by ファン・ヒョン（MonoTree）
HYOJIN：『POPPING』のアルバムのなかで、僕が一番好きな曲です。 夏の終わりに感じる名残惜しいさと、次にやってくる季節にむけて淡々と準備する気持ちが込められているんです。歌詞をじっくり聴いていただくと、僕たちの気持ちも感じとっていただけると思います。この曲はいつか絶対にファンの皆さんの前で歌ってみたかったんですが、コンサート最終日にアンコールで披露することができてすごく良かったですし、これから長く僕の記憶に残ると思います。
6TH MINI ALBUM [Goosebumps]
2021.12.03 Release
01. Goosebumps
Lyrics by ファン・ヒョン, GDLO（MonoTree） / Composed by ファン・ヒョン,NOPARI,ユン・ジョンソン（MonoTree）, MK（ONF） / Arranged by ファン・ヒョン（MonoTree）
E-TION：タイトル曲『Goosebumps』は、その名の通り鳥肌が立つほど新鮮な魅力がいっぱいの曲！各メンバーの個性ある声色が際立っているのはもちろん、つねに新しさを追求するONFのらしさが拡張された音楽世界感に込められています。個人的には、ボーカル的な面でも新しく挑戦したのが楽しかったです。とにかくこの曲は歌が与える印象が重要な曲だったので、レコ―ディングでもそこにすごく気を使わなくてはいけなくて。難しかった部分もありましたけど、苦労して乗り越えた分だけ良い作品になって良かったと思います。
U：『Goosebumps』の振り付けは、僕が挑戦してみたかったスタイルでした。これまでONFがやってきたダンスのスタイルと少し違っているので難しさもありましたけど、だからこそ振り付けの練習では楽しくできたと思います。 個人的に、最近ヒップホップスタイルのダンスにハマってるので、今回の振り付けは特に愛着が湧いています！
02. Whistle
Lyrics by ファン・ヒョン, Inner Child（MonoTree） / Composed by ファン・ヒョン, NOPARI,オロリ（MonoTree）, Moon Kim, MK（ONF）, Inner Child（MonoTree） / Arranged by NOPARI,オロリ（MonoTree）
HYOJIN：猫になってしまう呪いをかけられた人が、その呪いを解いてまた人間に戻るために恋人だった人の口笛を聞かなければならない……そんなストーリーが込められていて、一編の童話を連想させる歌詞が魅力的な曲です。一度聴いたら、またもう一度聴きたくなる中毒性のある曲です！
03. Fat And Sugar
Lyrics by ファン・ヒョン, GDLO（MonoTree）,WYATT（ONF） / Composed by ファン・ヒョン（MonoTree）,ビッグ・サンチョ（Yummy Tone）,MK（ONF）,NOPARI（MonoTree） / Arranged by ファン・ヒョン（MonoTree）,ビッグ・サンチョ（Yummy Tone）
WYATT：ファンキーヒップホップジャンルの曲で「大抵の人が言うのとは逆に、時には有害なものに惹かれるんだ」というテーマです。“I Like Bad Things Fat And Sugar”と繰り返される歌詞が強烈に印象に残る曲で、この曲の歌詞には多くの方々が共感できるんじゃないかと思うんですが……僕も良くないとは解っていながらも、自分が好きな甘いおやつをやめられないんです。だから、めちゃくちゃ共感してレコーディングしました（笑）。
04. Alarm
Lyrics & Composed by イ·ジュヒョン,キム·ヘロン（MonoTree） / Arranged by イ·ジュヒョン（MonoTree）
MK：『Alarm』は僕たちのデビューアルバム『ON/OFF』に収録されているバラード曲『If We Dream』につづいている曲です。メンバーたちがひとつになって作り出すハーモニーのパートに特に注目して聴いていただけたらいいなと思います。僕たちの美しいコーラスと、包み込むような柔らかい歌声を感じることができる曲です。
05. Show Must Go On
Lyrics by ファン・ヒョン, GDLO（MonoTree）, MK（ONF）, Wyatt（ONF） / Composed by GDLO, ファン・ヒョン（MonoTree）, MK（ONF） / Arranged by GDLO（MonoTree）
J-US：アルバムの最後のトラック『Show Must Go On』は、これからも絶え間なく走り続けるというONFの志が込められた曲でもあるし、ONFの次のチャプターのためのオープニング曲なんです。歌詞とリズムから感じられる楽しくて息が上がるような独特な雰囲気が、僕自身にも力強いエネルギーを吹き込んでくれて、気分がよくなって、楽しくレコ―ディングしたのを覚えています。ONFのこれからにむけた覚悟を盛り込んだ曲だけに、 より一層愛着が湧いている曲です。
取材・文構成：K-POPぴあ編集部
写真：(C)WM ENTERTAINMENT
【次回予告】メンバーへのQ＆Aへと続きます！お楽しみに！