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ケネス・ブラナー「ナイル殺人事件」で掘り下げたのは危険な愛の三角関係

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「ナイル殺人事件」

「ナイル殺人事件」の監督ケネス・ブラナーのコメントが到着した。

アガサ・クリスティの推理小説「ナイルに死す」をもとに、エジプトのナイル川を行く豪華客船カルナック号で起きた殺人事件を描く本作。ブラナーが名探偵エルキュール・ポアロを演じ、ガル・ガドット、アーミー・ハマー、エマ・マッキーらがキャストに名を連ねた。

クリスティ原作の「オリエント急行殺人事件」でも監督を務めたブラナー。クリスティに関して「単に巧みな謎解きを書くことに長けていたのではなく、リアルな人間模様を描いているのです」と述べ、「ナイルに死す」については「彼女の私的で心のこもった作品であるように感じました。アガサもまた愛にまつわる痛みを経験したのではないでしょうか。小説で描かれている登場人物たちの肉体的な欲望への渇望はものすごくパワフルで、殺意に発展するほど危険なものなのです。危険な愛の三角関係を掘り下げ、娯楽性のあるミステリーを制作しようと思いました」と語る。

またクリスティの実孫であり、製作総指揮を担当したマシュー・プリチャードは「私たちが本作を気に入っている理由は、アガサ・クリスティの真のプロット、真のストーリー、そして何よりも真の雰囲気がスクリーン上で再現されていることです。観客には素晴らしく現代的でとても映画的な作品だと感じてもらうだけでなく、アガサ・クリスティの世界を体験してもらうことが重要でした」と明かした。

「ナイル殺人事件」は2月25日より全国でロードショー。

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