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木村伊兵衛のカラー写真で戦後のパリが色鮮やかに蘇る『木村伊兵衛と画家たちの見たパリ 色とりどり』2月19日より開催

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木村伊兵衛≪パリ≫(1954-55年)(c)Naoko Kimura

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報道写真やポートレートの名手として、草創期の日本の写真界を牽引し続けた写真家・木村伊兵衛(1901~74年)が撮影した戦後のパリの風景と、同時期にパリで制作された日本人画家たちの作品を展観する展覧会『木村伊兵衛と画家たちの見たパリ 色とりどり』が、2月19日(土)より目黒区美術館にて開催される。

1901年、東京・下谷生まれ。1930年、ライカを入手し、花王石鹼の広告部門でプロ写真家としての活動を開始した木村は、1954年と翌55年に、愛用の小型カメラ(ライカ)と 開発されて間もない国産のカラーフィルムを手に、日本人写真家として戦後初めてヨーロッパを取材している。

その際、写真家アンリ・カルティエ=ブレッソンやロベール・ドアノーらと親しく交流。その案内で古い通りや市場、パリっ子の日常を切り取ったスナップショット、当時のカラーフィルムの限界を模索するような黄昏時のパリの風景など、庶民の生活の場を撮影。木村がシャッターを切った場面からは、街角の生き生きとした光景や人々の息づかいなどを感じ取ることができる。

同展では、木村作品のなかでもとりわけ異色なカラーのスナップ写真 131 点を紹介するほか、1910年から50 年代にかけて、パリ留学を経験した同館所蔵の画家たちの作品をあわせて公開。念願のパリ留学を果たした彼らは、ヨーロッパの空気の中で自分の作品を新しい方向へと変えるべく、ひたむきにパリを描き出した。異国の地を旅するように、写真と絵画、異なる技法によって表された色とりどりのパリの情景に思いを馳せてみたい。

撮影=田沼武能
木村伊兵衛≪パリ≫(1954年)(c)Naoko Kimura
木村伊兵衛≪夕暮れのコンコルド広場、パリ≫(1954年)(c)Naoko Kimura
荻須高徳《サンマルタン通り》1960年、目黒区美術館蔵 (c)ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 E4477

【開催概要】
『木村伊兵衛と画家たちの見たパリ 色とりどり』
会場:目黒区美術館
会期:2022年2月19日(土)~2022年3月27日(日)
時間10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日(3月21日は開館)、3月22日(火)
料金:一般800円 大高・65歳以上600円
美術館公式サイト:https://mmat.jp/

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