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OAFFオープニング作品は「柳川」、クロージングは「MISS OSAKA」に決定

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「柳川」

第17回大阪アジアン映画祭のオープニング作品が中国、日本、韓国合作の「柳川」に決定。クロージング作品がデンマーク、ノルウェー、日本合作の「MISS OSAKA(原題)」であることもわかった。

「柳川」は「キムチを売る女」などで知られるチャン・リュルが監督と脚本を担当した作品。中年になり自分が不治の病であることを知ったドンは長年疎遠になっていた兄・チュンを福岡・柳川への旅に誘う。柳川は北京語で「リウチュアン」と読み、2人が青春時代に愛し、20年ほど前に突然消えてしまった女性の名前も柳川(リウ・チュアン)だった。そして2人は彼女と柳川で再会する。チュアンを「雪暴 白頭山の死闘」のニー・ニーが演じ、兄のチュン役でシン・バイチン、弟のドン役でチャン・ルーイーが出演。池松壮亮、中野良子もキャストに名を連ねた。

ダニエル・デンシックが監督、脚本、プロデュースを兼任した「MISS OSAKA」は、ノルウェーと大阪を舞台に別の誰かになりたいと願う24歳のイネスの姿を描くミステリー。恋人のノルウェー出張に同行したイネスは、大阪からやってきた謎めいた女性・マリアと出会う。そして、マリアの事故死をきっかけに、イネスは自分自身を葬りマリアになりすますことを決意。新しい人生を求め大阪へと旅立つ。

「ビッチ・ホリデイ」のヴィクトリア・カルメン・ソンネがイネスに扮し、彼女の恋人をミケル・ボー・フォルスゴーが演じた。またナイトクラブ“MISS OSAKA”の闇を彩るメンバーとして、森山未來、阿部純子、南果歩が参加している。デンシックは「大阪は私がずっと魅かれていた場所です。少年時代には、まったく別世界のような気がしていました。私はこの映画に子供の頃から抱いてきたテーマを詰め込みました。それは、運、運命、偶然の産物、偽物と本物、アイデンティティを変えるということ、つまり人生という冒険についてです」とコメントした。

「柳川」は3月10日に大阪・梅田ブルク7、「MISS OSAKA」は3月20日に大阪・ABCホールで日本初上映。第17回大阪アジアン映画祭は3月10日から20日にかけて、梅田ブルク7、シネ・リーブル梅田、ABCホールほかで開催される。

第17回大阪アジアン映画祭

2022年3月10日(木)~20日(日) 大阪府 梅田ブルク7、シネ・リーブル梅田、ABCホール