イギリスを代表する現代作家ダミアン・ハースト、日本初の大規模個展『ダミアン・ハースト 桜』3月2日より開催
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ダミアン・ハースト 《神聖な日の桜》 2018年 カルティエ現代美術財団コレクション Photographed by Prudence Cuming Associates Ltd (c) Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS 2022
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すべて見る絵画、彫刻、インスタレーションと様々な手法を用い、芸術、宗教、科学、そして生や死といったテーマを深く考察してきたイギリスの現代作家ダミアン・ハースト。その最新作〈桜〉シリーズを紹介する日本では初となる大規模個展『ダミアン・ハースト 桜』が、3月2日(火)より、六本木・国立新美術館にて開催される。
日本では2008年の『英国美術の現代史:ターナー賞の歩み』、2009年の『医学と芸術:生命と愛の未来を探る』(共に森美術館)などへの出展歴があるダミアン・ハースト。牛と子牛をホルマリン漬けにした《母と子、分断されて》など、生と死を意識させる衝撃的な作品のイメージが強いアーティストだが、最新作である『桜』のシリーズでは19世紀のポスト印象派や20世紀のアクション・ペインティングといった西洋絵画史の成果を独自に解釈。色彩豊かでダイナミックな風景画を完成させた。
同展では、2021年カルティエ現代美術財団により世界で初めて紹介された『桜』シリーズを、桜の開花時期に合わせて日本で初めて公開。ハースト自身が同展のために、107点から成る『桜』のシリーズから作品を選び、展示空間を作り上げる予定だ。
大きいものでは縦5メートル、横7メートルを超える画面に描かれた風景は、儚くも鮮やかに咲き誇る桜並木の下に身を置いた時のように、私たちを幻想的な世界に誘ってくれるだろう。
【開催概要】
『ダミアン・ハースト 桜』
会場:国立新美術館 企画展示室2E
会期:2022年3月2日(水)~5月23日(月)
休館日:火曜日(5月3日は開館)
時間:10:00~18:00、金土は20:00(入場は閉館30分前まで)
料金:一般1,500円、大学1,200円、高校600円
■展覧会公式サイト:https://www.nact.jp/exhibition_special/2022/damienhirst
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