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unit 4/4 (ユニット・カトルカール)第二章にご期待あれ!

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unit 4/4 (ユニット・カトルカール)

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神戸(2020)&横浜(2021)での旗揚げ公演が高く評価された unit 4/4 (ユニット・カトルカール)による第二章がスタートする。

“新たな表現形態への挑戦”を掲げ、現代音楽を主戦場とする4人の音楽家によるプロジェクトunit 4/4 (ユニット・ カトルカール)の記念すべき旗揚げ公演は、20 世紀フランスの大作曲家フランシス・プーランク(1899-1963)と、プロジェクトメンバー伊左治直の新作初演を含むユニークなもの。エスプリの効いたステージが記憶に残る出来事だった。そして、1年間の充電期間を経てパワーアップした彼らの"第二章" では、伊左治と彼の作曲の師匠西村朗 (1953-)の楽曲が披露される。

西村朗と言えば、雄弁なトークを活かしたN響アワーの司会などを務めつつ、アジアにおける伝統文化・宗教などを題材に創作活動をおこなう現代日本を代表する作曲家だ。その西村と伊左治の2人が、"水"をテーマに書き下ろした新曲で対峙するとなれば興味津々。

西村の作品には、しばしばヒンドゥー世界の神々や生き物らが登場する。そこからイメージを膨らませ、チラシデザインにあるような女神、蛇、温泉などなど、水を神聖なものとする思想に繋がっている。

「カトルカールの妖しい世界に引き摺り込まれ、新美桂子の蛇に絡むエロチックな詩に魅せられて、異様な超絶難曲〈水脈を爬う〉を作ってしまった。あとは知らない。聴くのが怖い」と語る西村朗のコメントが興味深い。

作曲者自身のトークに加え、作詞者による朗読をも交えたユニークな表現形態を体験できるのは、まさに同時代音楽ならではの特権に違いない。

●プログラム
・西村朗|Akira Nishimura (1953-)
《涅槃》(1997) 詩:萩原朔太郎/ソプラノ・ピアノ
《輪廻》(2004) 詩:萩原朔太郎/ソプラノ・ピアノ
《水脈を爬う》(2022・初演) 詩:新美桂子/ソプラノ・ピアノ
《タンゴ》(1998)/ピアノ
・伊左治直|Sunao Isaji (1968-)
《谷間に眠る男》(2015) 詩:A・ランボー(訳:伊左治直)/ソプラノ・ピアノ
《WHAT NONSENSE!》作詩者不詳 (2000)/ソプラノ・ピアノ
《野天に涌く》(2022 初演) 詩:新美桂子/ソプラノ・ピアノ
《海獣天国》(2010)/ピアノ

●公演概要
(出演)unit4/4 ユニット・カトルカール :太田真紀(ソプラノ)、碇山典子(ピアノ)、
新美桂子(作詩・朗読)伊左治直(作曲・トーク) 、ゲスト:西村朗(作曲・トーク)

<大阪公演>
2022年3月8日(火)19:00開演
会場:豊中市立文化芸術センター小ホール
入場料:一般 3,000 円、学生2,500 円
予約・問い合わせ 090-9866-0751 / unitquatrequarts@gmail.com
予約フォーム https://forms.gle/4MFyLt2perFRUf567

<東京公演>
2022年4月7日(木)19:00開演
会場:めぐろパーシモンホール(小ホール)
入場料:一般 3,500 円、 学生 2,500 円
予約・問い合わせ 080-6528-9812/ unitquatrequarts@gmail.com
予約フォーム https://forms.gle/4MFyLt2perFRUf567