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「ゴヤの名画と優しい泥棒」ロジャー・ミッシェル生前のインタビュー映像が到着

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ナタリー

「ゴヤの名画と優しい泥棒」撮影現場にて、ロジャー・ミッシェル。

「ゴヤの名画と優しい泥棒」の監督を務め、2021年9月に他界したロジャー・ミッシェルのインタビュー映像がYouTubeで公開された。

「ノッティングヒルの恋人」など数々の作品で知られ、本作が長編劇映画の遺作となったミッシェル。「ゴヤの名画と優しい泥棒」は1961年にロンドン・ナショナル・ギャラリーで起きた絵画「ウェリントン公爵」盗難事件を題材としたコメディドラマで、犯人のタクシー運転手ケンプトン・バントンにジム・ブロードベント、妻ドロシーにヘレン・ミレン、息子ジャッキーにフィン・ホワイトヘッドが扮した。

インタビューではミッシェルが“実話にもとづく物語”である本作の魅力を語り、「ドタバタとも茶番劇とも違う。軽妙なコメディ作品で、ペーソスとドラマがあるが、笑えるところもある。脚本のクライヴ(・コールマン)とリチャード(・ビーン)は、面白さと事実を兼ね合わせた素晴らしい仕事をしてくれた」と脚本家たちをたたえる。

また劇中のミレンに対しても「変貌ぶりには私も驚いた。着ぶくれさせて、歩き方も話し合った。打ちのめされたボクサーのように猫背になって、両腕を垂らしてみた。特殊メイクも話し合ったが彼女は効果には否定的だった。間違いなく観た人は、彼女の姿に驚くだろうね」と絶賛。そして本作を「イギリス人好みの映画だから、観終わると笑顔になってるよ」と改めてアピールした。

「ゴヤの名画と優しい泥棒」は、2月25日に東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。

(c)PATHE PRODUCTIONS LIMITED 2020