SNSを通じて子供が性犯罪に巻き込まれるまでを描く“ドラマ融合ドキュメント”放送

是枝裕和率いる制作会社・分福がドラマパートを手がけたドラマ融合ドキュメント「ある子ども」が、2月19日にNHK Eテレで放送される。

本作では「“ある子ども”がSNSを通じて性犯罪に巻き込まれるまで」を、ドラマとドキュメントを融合させた形で描出。SNSと密接に接続する“ある子ども”の日々や心の動きを可視化しながら、子供たちをどう守っていくのかという問いを視聴者に投げかけていく。制作スタッフは子供の支援団体、精神科医、弁護士らの協力のもと、複数の事例を調査。夜の街の巡回活動に同行し、少年・少女の肉声を集めて番組作りに当たった。

300人以上のオーディションから選ばれた主演は、TikTokでフォロワー数100万人を有する17歳のまいきち。まいきち演じるまいの幼なじみ役には、高田万作がキャスティングされている。2人のコメントは下記の通り。

※高田万作の高は、はしごだかが正式表記

ETV特集「ある子ども」

NHK Eテレ 2022年2月19日（土）23:00～23:59

まいきち コメント

「まい」という役は、信じて、信じて、だけど裏切られるの連続で。まわりの人もいなくなって孤独で不安で…信じることってダメなのかな？ 大人にならなきゃいけないのかな？ でもやっぱり私は信じたい。だまされても裏切られても。つらい思いをすることもわかってるけど、信じて生きていきたい。わたしたちの声が届きますように。

高田万作 コメント

今回は、役に僕たち子どもの心情を一人一人細かくのせて作り上げていきました。ここまで物語の趣旨とか流れが決まっていなかった作品は初めてだったし、本当の気持ちって、被害にあった本人しか絶対わからないし、周りがこうしろ、ああしろ、といったところで、どれが正解なんていうのはないと思うけど、伝わるものがあるといいなと思います。