「ある職場」予告編が公開、大橋未歩「あまりのリアリティに胸を抉られる思い」
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「ある職場」
映画「ある職場」の予告編がYouTubeで公開。あわせてフリーアナウンサー・大橋未歩のコメントが到着した。
本作は、実際に起こったセクシャルハラスメント事件をもとに、その後日談として創作された135分の会話劇だ。密室で起こったハラスメントの被害者の声を聞いた映画作家の舩橋淳が、ドキュメンタリーではなくプライバシーを尊重したフィクションとして構成。シナリオは存在せず、舞台設定だけ与えられた俳優たちが即興に近い演技でリアリティを表現している。平井早紀がハラスメント事件の被害者である主人公・大庭早紀を演じた。
予告編は、早紀がジャーナリストらしき男性にインタビューを受けているシーンから始まる。ネット上のバッシングに悲痛な表情を浮かべる早紀の姿や、早紀を慰める者、もしかしたら女性が誘ったのではないかと意見する者、それそれの立場で意見が対立するさまが収められた。
本作を鑑賞した大橋は「あまりのリアリティに胸を抉られる思いでした。個人の痛みよりも組織の表面的な調和を最優先してしまう事なかれ主義集団の生あたたかいノリの気持ち悪さ、不気味さを、ここまでリアルに表現できるのかと感動しました」とコメントしている。
「ある職場」は3月5日より東京・ポレポレ東中野で公開。
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