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三宅健、主演舞台『陰陽師 生成り姫』で目指すのは「人間味あふれる安倍晴明」

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舞台『陰陽師 生成り姫』製作発表記者会見より 左から 林翔太、音月桂、三宅健、木場勝己

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三宅健が2月22日、東京・新橋演舞場で行われた主演舞台『陰陽師 生成り姫(おんみょうじ なまなりひめ)』のフォトコール及び初日前会見に出席した。夢枕獏の世界的ベストセラーを舞台化した本作で、三宅は平安の陰陽師・安倍晴明を演じ「今までにない人間味あふれる安倍晴明になっていれば、うれしい」と意気込み。「大変な状況ですが、お芝居をご覧いただく時間は、いやなことをすべて忘れて、平安の世に誘えるよう準備しています」とファンにメッセージを送った。

コンテンポラリーダンスを盛り込むなど、演出・鈴木裕美による新たな切り口が見どころになっている本公演。三宅は「ダンスや音楽が混ざり合った、本当のセッションのようなお芝居」と語り、「大変なこと? かつらが重いですし、(衣装も)肩が凝ります。これを年がら年中着ている歌舞伎役者の皆さんは、すばらしいなと尊敬しかないです」と自身の苦労も明かした。

会見には三宅をはじめ、共演する音月桂(徳子姫役)、林翔太(源博雅役)、木場勝己(蘆屋道満役)が出席した。ジャニーズ事務所の後輩である林は、晴明と堅い絆で結ばれた親友・源博雅を演じており、入所のきっかけでもある憧れの三宅との共演に「こうして健君とステージに立てるのは、僕にとっては奇跡。幸せな日々を過ごしております」と感激しきり。新橋演舞場での共演は2018年の『滝沢歌舞伎』以来で、外部作品では初めての共演。「こういう風に現場の空気作りをしているんだなと。見ていないようで、周りをすごく見ていて、目がいくつあるんだろうと思う」と三宅の“座長”ぶりに敬意を示した。

そんなふたりの関係性について、音月は「晴明が博雅さんに喝を入れるシーンで、(演出から)『もう少し激しく』と指示があると、(林が)ニヤニヤとうれしそうにしていて。そういう師弟関係が垣間見えて微笑ましかった」と稽古の様子を明かす場面も。この発言に、林は「ちょっとMの部分が」と照れ笑いを浮かべた。

三宅が演じる安倍晴明像については「女性の私から見ても妖艶で、雅という言葉がぴったり。鬼となって対決するシーンもありますが、その美しさと眼力にやられてしまう」とほれぼれした様子。また、ライバル役の木場も「敵対しているように思えますが、道満は晴明さんが大好きだと思いますし、それにふさわしい美しさです」と絶賛していた。

取材・文・写真=内田涼

『陰陽師 生成り姫』
原作:夢枕 獏(文春文庫『陰陽師 生成り姫』)
脚本:マキノノゾミ
演出:鈴木裕美
出演:
三宅健
音月桂 林翔太
姜暢雄  太田夢莉 佐藤祐基
市川しんぺー 岡本玲  佐藤正宏
木場勝己

東京公演:2022年2月22日(火)~3月12日(土) 新橋演舞場
京都公演:2022年3月18日(金)~3月24日(木) 南座
製作:松竹株式会社
制作協力:クオラス

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