Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > 大竹しのぶ、主演舞台『ピアフ』上演200回目前も「(数字は)関係ない」

大竹しのぶ、主演舞台『ピアフ』上演200回目前も「(数字は)関係ない」

ステージ

ニュース

ぴあ

『ピアフ』取材会より、大竹しのぶ

続きを読む

フォトギャラリー(16件)

すべて見る

女優の大竹しのぶが2月23日、東京・日比谷のシアタークリエで行われた主演舞台『ピアフ』のゲネプロ及び取材会に出席した。フランスの国民的歌手であるエディット・ピアフが歩んだ波乱の人生を描く本作。4年ぶり5度目の上演となり「栗山(民也)さんの新たな演出のもとで、新鮮な気持ちで臨みたい。こういう状況だからこそ、劇場に来てくださる皆さんのためにも、良いお芝居にしなければ。愛って本当にすばらしいということをお届けしたい」と意気込みを語った。

シアタークリエに続き、福岡・博多座での大千穐楽をもって、上演200回目を迎えるが、大竹本人が「へえ~!」と驚いた様子。感想を求められると「(数字は)関係ない」と即答し、「1回1回、今日よりも明日をより良い状態に持っていければ。こういう状況ですから、明日どうなるかもわからないですし。201回目? だから、そういうの(意識)はないです」と女優としての矜持を示した。また、「せっかく博多に行くのに。おいしいものが食べたいです。その頃までに、元の世界に戻ってほしい」と願いも明かした。

栗山民也演出のもと、大竹が初めてピアフを演じた2011年以来、「ピアフが、大竹しのぶに舞い降りた」と熱い支持を集め、2013年、2016年、2018年公演も盛況を博した。今回はピアフが愛する男性陣が新キャストとなり、中河内雅貴(ピアフと最も熱い恋をしたボクサー、マルセル・セルダン役)、上原理生(シャルル・アズナブール役)、竹内將人(ピアフに見出だされた歌手・イヴ・モンタン役)、山崎大輝(ピアフの生涯最後の恋人・テオ・サラボ役)と実力派が集結した。

コロナ禍での稽古について、大竹は「マスクをつけてのお稽古はもちろんですけど、稽古が終わったらすぐ撤収しないといけないですし、一緒にご飯を食べたり、飲みにも行けない」と明かし、共演陣との親睦に苦心した様子。「だから、恥ずかしがっている時間はなくて、最初からオープンな気持ちで皆さんとは向き合っています。無理やりじゃないですけど(笑)、まるでピアフのように、いきなり『あなたが好きです、愛してください』って」と振り返った。

報道陣が共演陣に対し、大竹の“座長ぶり”を問いかけると、大竹は「正直に言ってごらん!」。上原は「お芝居がうまくできないとき、しのぶさんがすっと来て『落ち込む必要はない』って言ってくださった」と感謝し、中河内も「大竹さんの姿を見て、自分から動こうという活力をいただいている」と敬意を表していた。

取材・文・写真(会見写真)=内田涼

『ピアフ』
作:パム・ジェムス
翻訳:常田景子
演出:栗山民也

<東京公演>
2022年2月24日(木)~3月18日(金)
会場:シアタークリエ

<大阪公演>
2022年3月25日(金)~3月28日(月)
会場:森ノ宮ピロティホール

<福岡公演>
2022年4月1日(金)~4月10日(日)
会場:博多座

フォトギャラリー(16件)

すべて見る