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鄭義信×生田斗真が初タッグ!舞台は戦後の大阪「てなもんや三文オペラ」

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パルコ・プロデュース2022「てなもんや三文オペラ」ビジュアル

生田斗真が主演を務めるパルコ・プロデュース2022「てなもんや三文オペラ」が、6月8日から30日まで東京・PARCO劇場で上演される。

「てなもんや三文オペラ」では、差別と貧困、資本主義社会を風刺したベルトルト・ブレヒトの音楽劇「三文オペラ」を、鄭義信が翻案。物語の舞台をイギリス・ロンドンの貧民街から1950年代の大阪へ移し、戦後を生き抜いた人々の様子が描かれる。生田が演じるのは、アパッチ族の親分・マック(マック・ザ・ナイフ)。なお本作は、全編を通して関西弁での上演となる予定だ。

鄭は「今回、一九五〇年代の大阪造兵廠を舞台に選んだのは、当時のアパッチ族と呼ばれた人々の生きざまが、『三文オペラ』の登場人物たちとだぶって見えたからです。彼らを舞台にあげることで、どこまで猥雑で、どこまで生きることの活力にあふれた人たちを描けるかどうかはわかりませんが、コロナですっかり活力を失った生活の、ささやかな精力剤になれればと、思っています」とコメント。

生田は「憧れのPARCO劇場で一カ月お芝居をさせていただける事、大変光栄です。東京の若者文化のど真ん中・渋谷に面白い芝居を上演している劇場が存在する事は、とても大切な事だと思っています。生田初パルコ。気合十分です」と意気込みを語った。初顔合わせとなる鄭と生田のタッグに注目しよう。

東京公演のチケット販売は4月23日にスタート。なお本作は東京のほか、宮城・福岡・大阪・新潟・長野で上演される。

鄭義信コメント

「三文オペラ」は乱暴に言うと、盗賊と乞食と娼婦の世界の話です。原作をあらためて読み返すと、思った以上に、猥雑で、下ネタも満載……それでも、当時、この作品が大受けしたのは、時代のなせる業もあったでしょうが、登場人物たちの「どっこい生きてる」的なたくましさに、観客は大いに拍手したのではないでしょうか。

今回、一九五〇年代の大阪造兵廠を舞台に選んだのは、当時のアパッチ族と呼ばれた人々の生きざまが、「三文オペラ」の登場人物たちとだぶって見えたからです。彼らを舞台にあげることで、どこまで猥雑で、どこまで生きることの活力にあふれた人たちを描けるかどうかはわかりませんが、コロナですっかり活力を失った生活の、ささやかな精力剤になれればと、思っています。

生田斗真さんとのタッグを組むのは、今回、初めてです。もの静かな中にも、燃えるような闘志を感じさせる彼と、ひと癖もふた癖もある共演者たちが、どんな化学反応を起こすのか、今から楽しみにしています。

生田斗真コメント

憧れのPARCO劇場で一カ月お芝居をさせていただける事、大変光栄です。

東京の若者文化のど真ん中・渋谷に面白い芝居を上演している劇場が存在する事は、とても大切な事だと思っています。

生田初パルコ。気合十分です。

そして仙台、福岡、大阪、新潟、長野と今回初めて舞台に立つ場所もあり、今からワクワクしています。

台本を拝見したら、戦後の大阪に舞台が置き換えられていて、セリフがすべて関西弁でした。関西弁での演技は、ドラマ・映画も含めて、今回が初挑戦になります。

そして、三文オペラは音楽劇ですので、歌唱シーンも沢山登場しますし、沢山稽古して、楽しい舞台になればと思っております。

先日初めてお会いした演出の鄭義信さんは「あれ!? 意外とオジサンなんだ!」という第一印象でした(笑)。これまで拝見した作品から伝わる熱量で勝手に“若者”をイメージしていたので、衝撃でした(笑)。

そんな鄭さんも「必ず面白くします!」と仰っていましたし、僕自身も非常に楽しみにしております。

これまでにも多くの方が演じてきた名作「三文オペラ」を、鄭義信さん流にアレンジした「てなもんや三文オペラ」ご期待ください!

パルコ・プロデュース2022「てなもんや三文オペラ」

2022年6月8日(水)~30日(木)
東京都 PARCO劇場

2022年7月4日(月)・5日(火)
宮城県 東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)

2022年7月9日(土)~11日(月)
福岡県 久留米シティプラザ ザ・グランドホール

2022年7月16日(土)~24日(日)
大阪府 森ノ宮ピロティホール

2022年7月30日(土)・31日(日)
新潟県 新潟テルサ

2022年8月6日(土)・7日(日)
長野県 サントミューゼ 上田市交流文化芸術センター 大ホール

作・演出:鄭義信
原作:ベルトルト・ブレヒト
音楽:クルト・ヴァイル、久米大作
出演:生田斗真