Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > 第66回岸田賞、受賞作は福名理穂「柔らかく搖れる」と山本卓卓「バナナの花は食べられる」

第66回岸田賞、受賞作は福名理穂「柔らかく搖れる」と山本卓卓「バナナの花は食べられる」

ステージ

ニュース

ナタリー

第66回岸田國士戯曲賞の選考会が本日2月28日に東京・学士会館で行われ、福名理穂の「柔らかく搖れる」と山本卓卓「バナナの花は食べられる」が受賞作に選ばれた。

岸田國士戯曲賞は白水社が主催する戯曲賞。最終候補作品には、受賞作に加え、小沢道成「オーレリアンの兄妹」、笠木泉「モスクワの海」、加藤シゲアキ「染、色」、瀬戸山美咲「彼女を笑う人がいても」、額田大志「ぼんやりブルース」、蓮見翔「旅館じゃないんだからさ」、ピンク地底人3号「華指1832」の計9作品が選出されていた。なお、選考委員には岩松了、岡田利規、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)、野田秀樹、矢内原美邦が名を連ねている。

「柔らかく搖れる」について、岩松は「地方都市の或る一族の怠惰な生とあっけない死を簡素なセリフで描いて見事」と語り、「バナナの花は食べられる」について、KERAが「なかなかないマナザシで描かれたアウトロー“ら”の連帯に泣かされ、溢れ出、止まらない言葉の勢いに興奮させられた」と述べた。

授賞式は4月25日18:00より学士会館で行われ、受賞者には正賞として時計、副賞として20万円が贈られる。

第66回岸田國士戯曲賞最終候補作品

小沢道成「オーレリアンの兄妹」
笠木泉「モスクワの海」
加藤シゲアキ「染、色」
瀬戸山美咲「彼女を笑う人がいても」
額田大志「ぼんやりブルース」
蓮見翔「旅館じゃないんだからさ」
ピンク地底人3号「華指1832」
福名理穂「柔らかく搖れる」
山本卓卓「バナナの花は食べられる」

※作者五十音順