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ぴあ 総合TOP > 日本初の民間洋風調剤薬局として開業した「資生堂」の歴史を紐解く『万物資生|中村裕太は、 資生堂と   を調合する』開催中

日本初の民間洋風調剤薬局として開業した「資生堂」の歴史を紐解く『万物資生|中村裕太は、 資生堂と   を調合する』開催中

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中村裕太《群馬工芸の生態系》(アーツ前橋、 2019年)展示風景 写真|表恒匡

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2022年に創業150周年を迎える資生堂が、これまでの歴史を再考し、未来に思いを巡らせる試みとして、 資生堂ギャラリーにて『万物資生|中村裕太は、 資生堂と   を調合する』を開催中だ。

同展は、〈民俗と建築にまつわる工芸〉という視点から陶磁器、タイルなどの学術研究と作品制作を行なう美術家・中村裕太とともに、 企業資料を用いながら資生堂の「万物資生」の思想を紐解いていくもの。

中村は「目に見えないつかまへられないものが天から来て、 地上の物質がそれを受取つて生物を生ずる」と解した文献(飯島忠夫『易経研究』信濃教育会、 1932年)から「万物資生」という言葉に着目。創業時から1940年代初頭までの化粧品や広告と、 資生堂にまつわる人物のうち岸田劉生、 富本憲吉、今和次郎らの活動を「調合」という方法で紹介。時代と資生堂との関わりを、中村の造形とともに相関していく。

また、 化粧品の原料となる椿種子の残材を釉薬として調合した中村の作品も展示する。

さらにトークイベントなどを行いながら、アートとサイエンスやサステナビリティについての考えを深める場が設けられる予定だ。

資生堂が150年間にわたり継承してきた「万物資生」という思想を紐解き、さまざまな調合を試みる展示を通じて、 未来の社会創造へのヒントが見えてくるだろう。

中村裕太《ツボ_ノ_ナカ_ハ_ナンダロナ?》(京都国立近代美術館、 2020年)展示風景 写真|表恒匡
資生堂「香水 菊」1920年頃 資生堂企業資料館蔵
資生堂「第六号帖 資生堂アイスクリーム・シロップ製造法」1924年 資生堂企業資料館蔵
資生堂「資生堂銀座粉白粉」1932年頃 資生堂企業資料館蔵

【開催概要】
『万物資生|中村裕太は、 資生堂と   を調合する』
会期:2022年2月26日(土)~5月29日(日)
会場:資生堂ギャラリー
時間: 11:00~19:00、日祝 は18:00
休館日:月曜
■会場公式サイト:https://gallery.shiseido.com/jp/?rt_pr=trk25

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