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「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」海外に目を向けた注目の2作 立山芽以子監督、須賀川拓監督からのコメント到着

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『ムクウェゲ「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師』 (c)TBSテレビ

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「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」3月18日(金)から3月24日(木)にかけて、ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催される(以降全国順次開催)。今回は全11作品のラインアップの内、国外に目を向けた2作品『ムクウェゲ「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師』、『戦争の狂気 中東特派員が見たガザ紛争の現実』を紹介したい。

「女性にとって世界最悪の場所」と呼ばれる、コンゴ民主共和国・東部ブカブで武装勢力から性暴力を受け、恐怖に怯えている被害女性たちを無償で治療している婦人科医のデニ・ムクウェゲ。自身の命の危険を顧みず世界に訴え続けている彼を追ったドキュメンタリーが『ムクウェゲ「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師』だ。

そして『戦争の狂気 中東特派員が見たガザ紛争の現実』は、危険と隣合わせの取材を続ける須賀川拓記者がイスラエルとガザを徹底的に歩き、証言を集め見えてきた理不尽、かつ残酷な現実に迫る作品となっている。

『ムクウェゲ「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師』は優れたジャーナリズム活動を顕彰する早稲田大学の「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」を昨年受賞、また『戦争の狂気 中東特派員が見たガザ紛争の現実』の須賀川監督は、先日、国際報道で優れた業績を上げたジャーナリストに贈られる「ボーン・上田記念国際記者賞」を受賞した。

両作の監督から寄せられたコメントは以下の通り。

<立山芽以子監督>
もし、あなたが今手にしているスマホが、はるか遠くで暮らす誰かの犠牲のもとで作られているとしたら?この映画は、日本で暮らす私たちの快適で便利な生活は何によって支えられているのかを考えるきっかけになれば、という思いで作ったものです。コンゴで起きていることを知れば、きっとあなたも世界で起きていることを「遠い」「自分とは関係ない」とは思えないはずです。この映画があなたの、世界に対する見方を変えるきっかけになれば、そしてひとりひとりが考え、行動を起こすきっかけになれば幸いです。

<須賀川拓監督>
2021年5月のガザとイスラエルの戦争では、私が日本メディアとしてその中心を取材出来たことで、多くの視聴者から関心を寄せて頂いた。が、あのときのニュースを覚えている人は今、どれだけいるのだろう。インターネットを流れる情報の洪水は、勢いを増すばかりだ。どれほど多くの人が亡くなろうと、どれだけの人権が蹂躙されようと、喉元が熱さを通り過ぎたとたん、世の中の関心は次のニュースへと移っていく。しかし、紛争地や係争地で取り残された多くの住民たちの人生は当然のごとく、今この瞬間も続いている。

「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」
3月18日(金)〜3月24日(木)7日間
ヒューマントラストシネマ渋谷(東京)ほか全国順次開催

上映作品(全11作品)
『ムクウェゲ「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師』
監督:立山芽以子 (c)TBSテレビ

『人生クライマー ~山野井泰史と垂直の世界〜』
監督:武石浩明 (c)TBSテレビ

『ももいろクローバーZ ~アイドルの向こう側~』
監督:酒井祐輔 (c)TBSテレビ

『だから私は前を向く 萌々花20歳』
監督:山本一雄 (c)TBSテレビ

『石破茂・嫌われた正論 10人の証言』
監督:中島 哲平 (c)TBSテレビ

『完黙 中村喜四郎~逮捕と選挙』
監督:武田一顯、松原由昌 (c)TBSテレビ

『戦争の狂気 中東特派員が見たガザ紛争の現実』
監督:須賀川 拓 (c)TBSテレビ

『日の丸 ~それは今なのかもしれない~』
監督:佐井大紀 (c)TBSテレビ
『池袋母子死亡事故 「約束」から3年』
監督:守田哲 (c)TBSテレビ

『ライブで歓声が聞こえる日 コロナ禍に抗う音楽業界』
監督:川西全 (c)TBSテレビ

『さっちゃん最後のメッセージ 地下鉄サリン被害者家族の25年』
監督:西村匡史、神保圭作 (c)TBSテレビ

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