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色と光に溢れる世界を堪能できる曽谷朝絵展『とことこふわり』3月24日より開催

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title; sora size; 41x41cm material; パネルに紙、水彩 / watercolor on paper on panel year; 2021

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色彩と光に溢れた作品を制作する現代美術作家、曽谷朝絵の東京では初となる大規模展覧会『とことこふわり』が3月24日(木)から4月4日(月)まで、南青山のスパイラルガーデンで開催される。

曽谷の活動は平面作品のみならず、色彩と空間が共鳴し合うインスタレーションやパブリックアートなど幅広いジャンルに及んでおり、光と色彩に満ちあふれたその作品は、観る者の視覚を越えて身体感覚を呼び起こす。

本展では、会場を曽谷の散歩コースをイメージして構成。コロナ禍で都市の空き地に生い茂るようになった雑草からインスパイアされた作品群、水彩やパステルによる新作のほか、油彩の大作や会場の光溢れるガラス面を生かした新作インスタレーションなど、類まれな色彩感覚を持つ曽谷の多彩な活動を楽しむことができる。

スパイラルガーデンのアトリウムを囲む螺旋状のスロープの壁には、ほぼ実物大の洗面器をモチーフに描かれた《Washbowl》のシリーズが展示される。パステルで描かれた28枚から成るこのシリーズは、水を湛えているものや空っぽのものなど様々な状態の洗面器に光が差し込み乱反射するさまを、夜から朝、昼、夕暮れ、夜と徐々に日が移り変わる様子と、新月から満月までの月の満ち欠けのイメージを重ね合わせているという。

title; Washbowl size; 41x38cm material; 紙にパステル / pastel on paper year; 2021

また、曽谷はいつもの散歩道で、ある日、雑草が頭上高くからジャングルのように繁っているという異様な光景を目にしたという。コロナ禍で開発事業がストップした空き地から、さまざまな種類の雑草が枝葉を広げる様子は「美しいだけでない暴力的なまでのエネルギー」や「都市と自然のパワーバランスの危うさ」を感じたと話し、これらからインスパイアされた《Bloom》《Spring Burst》などのシリーズは、都市の隙間に生い茂る雑草のように、コロナ禍で私たちの心に生まれた隙間にも人工的に刈り込まれていない、野性的なクリエイションに満ちた何かが生えてきているはずだという思いが込めらている。

title; Bloom size; 41x41cm material; パネルに紙、水彩 / watercolor on paper on panel year; 2020

会場では、曽谷の作品集『宙色』、ポストカード、アクリルキューブ「niji・iro」ほかアーティストグッズが販売予定。さらに展覧会会場を眺めながら食事を楽しめるスパイラルカフェでは、曽谷の描く鮮やかな光と草花の世界をイメージした展覧会オリジナルブレンドティーも用意されている。

【開催概要】
曽谷朝絵展『とことこふわり』

会期 : 3月24日(木)-4月4日(月) 11:00 - 20:00 会期中無休
会場 : スパイラルガーデン(スパイラル1F)東京都港区南青山5-6-23

URL:https://www.spiral.co.jp/topics/spiral-garden/soya_asae_exhibition

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