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嶋佐はリドラーと似すぎ? 佐藤隆太×ニューヨークが登壇『THE BATMANーザ・バットマンー』公開直前スペシャルイベントレポート

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『THE BATMAN-ザ・バットマン-』公開直前スペシャルイベント

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『THE BATMAN-ザ・バットマン-』が3月11日(金)に公開される。その公開直前スペシャルイベントとして3月8日に吹き替えを担当した佐藤隆太と芸人・ニューヨークが登壇し、トークが繰り広げられた。

本作はクリストファー・ノーラン監督による『ダークナイト』トリロジー以来、全世界が待ちわびたバットマンの単独映画。サスペンスの要素が色濃く、クリストファー・ノーラン監督作『ダークナイト』シリーズや『ジョーカー』を彷彿とさせるような世界観に包まれている。

知能犯リドラーの最後の標的は、若き日の青年ブルース。彼の嘘が暴かれ、本性が狂気に変貌していく姿や“バットマン”になろうとする様子がミステリアスかつエモーショナルに展開されていく。本作で描かれるのは、ブルースが“バットマン”となって2年目の物語。悪を制することを決めたものの、リドラーにより彼にまつわる隠された嘘が暴かれ、追い詰められて狂気に変貌していくブルースの危うい姿は、これまでのシリーズでも一線を画したものとなっている。

日本公開に先駆け、先週3月4日より世界中で公開された本作は、『ジョーカー』を超えて74カ国でNo.1メガヒットスタートを記録。2022年に公開された作品ではダントツの1位となっている。


世界中で大ヒットスタートを果たした超話題作の日本公開を目前に控えた3月8日、バットマンの大ファンであり、吹き替え声優に決定した佐藤隆太と、『ザ・バットマン』の舞台「ゴッサム・シティ」のモデルがアメリカのニューヨークということで、若者を中心に絶大な人気を誇る芸人ニューヨークのふたりが登壇し、公開直前イベントが実施された。2年目のバットマンを描いた本作にちなみ、2年目の学生や社会人2年目の”2年目限定”の観客を招待。さまざまなトークが繰り広げられた。

映画の登場人物を意識したファッションでニューヨークのふたりが登場。嶋佐はモッズコートにニット帽を被って、全身緑のバットマンの宿敵リドラーに、屋敷はビシッと黒のスーツでブルース・ウェイン(バットマン)になりきった。ふたりの登場に客席から歓声が溢れ、ふたりは「よかった、ちょっとザワっとした」と会場を沸かせたことに満足気。

スーツ姿の屋敷に対し「いつものお前や」という嶋佐からのツッコミが飛ぶと、「お前こそリドラーと似すぎ!」と屋敷から逆ツッコミが。「本作のなかで、リドラーはほとんどマスクを被って素顔を出さないんですよね。で、リドラーの素顔がずっと気になるんですけど、出てきた瞬間こいつ(嶋佐)だった。今日この格好だからリドラーと楽屋一緒だった。今日のお客さんには本当に悪いんですけど、たぶんリドラー登場した瞬間に笑っちゃうと思います」と、嶋佐が図らずもリドラーを演じるポール・ダノにそっくりであることに冒頭から大盛りあがり。

バットマンが住む街ゴッサム・シティのモデルとなった都市はニューヨークとして知られているが、都市と同じ名前だから、という理由で今回のイベントに呼ばれたことについて屋敷は「本当に有難い限りです。ニューヨークという名前だけで、まさかこんな大きな映画のイベントに呼んでいただけるとは思ってもみなかったです」とコメント。するとそこですかさず嶋佐が「俺がリドラーに似ているからじゃないの?」とつぶやき、会場は爆笑に包まれた。

ここで、もうひとりのゲストである佐藤隆太も登壇。本作の「吹き替え声優」とMCから紹介され、サプライズ登場した佐藤の姿に、観客から驚きの歓声が飛び交った。佐藤が演じるのはゴッサム・シティの市長、ドン・ミッチェル役。吹き替え参加について佐藤は「昔から大ファンだったバットマンに声優という形でちょこっとでも参加させていただき大変光栄です」と語った。収録についての思い出を問われると「参加させてもらえることはとても光栄だったけど、とても難しかったです。まず大好きな世界なので邪魔したくないと考えて、最初にオファーをいただいたときはちょっと怯みました。でも演じるキャラクターは重要なポジションだけど、登場シーンはそんなに多くないと聞いてやることを決意しました」と多くのファンに愛される作品に参加する怖さを感じたと、正直な想いを吐露。続けて「実写の作品で別の役者さんが演技しているところに声だけのせる、というのは、まず役者さんをリスペクトしてそれにフォーカスした声と演技をしなければならないので責任重大。本当に難しかったけど光栄な仕事でした」と熱い感想を語った。

また昔からバットマンが大好きで、バットマンを見て育ったという佐藤は普段から愛用しているバットマングッズを披露。海外で買い付けたというTシャツを数枚持参し、バットマン愛を爆発させた。

映画について話が及ぶと、佐藤もニューヨークのふたりも大興奮で感想を語り始め、佐藤は「本当にとんでもないものを観た。今までとは違った新しいバットマンの側面を覗き見した気分。観客の皆さんはこれから見るからネタバレはできないけど、一つ言えるのは冒頭のタイトルロゴが過去一番かっこいいです!」、屋敷は「ヒーローものとか“マン”がつく映画、“マンつく系”のジャンルはあまり観てこなかった人生なので、本作観てテーマの深い映画であることに驚きました。悪にもちゃんと理由があったり、こんなに複雑で考えさせられる映画だとは。アクションも2Dでみたのに4Dで見たような迫力があって楽しかったです」、嶋佐も「今までのバットマンと違って、ちょっと社会派サイコサスペンス的な要素もあり楽しめました。リドラーのクイズが難しいけど、吹き替えで見ると分かりやすいのでおすすめ」とそれぞれ想いの詰まった感想を語った。

さらに千鳥のノブがスペシャルゲストとして、たった二言だけの台詞で声優参加しているが、ニューヨークのふたりは「馴染みすぎててぜんぜん分からなかった」とノブを見つけられず悔しさを語った。

すでに映画の公開がスタートした全米では、大ヒットスタートを記録。日本でも爆発的なヒットを断言した佐藤は「全世界280億円越え…すごいですね。『ジョーカー』も日本でかなり盛りあがりましたが、その時を超える盛りあがりがあれば映画に関わらせてもらった身としては嬉しいです」と語り、屋敷は「僕の“マン”の中ではNo.1!」、嶋佐は「大ヒットするでしょう!そして僕がリドラー役の俳優に似ていることが本人まで届いてほしい」と自信と願望を明かした。

本作で描かれるのは“2年目のバットマン”の物語。それにちなみイベントの客席には、学生2年目や社会人2年目など、“2年目”というキーワードに関係する人々が集結。2年目みんなで、まだまだ未熟なバットマンの姿を応援するべくイベントが開催されたが、3人も自身の2年目の頃を回想した。自身の俳優2年目の頃の写真を持ち出した佐藤は20歳の頃を回想し「金髪で、ちょうど『池袋ウエストゲートパーク』に出ていた頃です」と紹介。嶋佐は大学生2年生の頃に長い髪の毛をストレートにし「山P」の異名を持っていた武勇伝を語ると「嫌な髪〜〜」と屋敷がぼやき。その屋敷の高校2年生の頃の空手少年の姿には、佐藤が「めっちゃイケメン!」と大絶賛した。そして最近19年間の交際を経て結婚を発表した屋敷にMCから「ちょうど奥様と出会った頃では?」と話題を振られると、照れながらも初デートで間接キスを狙ったが失敗に終わった経験を語った。

大盛りあがりのトークで充実したイベントの最後には、佐藤が代表して映画をアピール。「他のシリーズでは見たことのないような、バットマンがもがき、悩む姿をみることができるので新鮮で面白い。完成しきっていないバットマンであり、誕生物語としても楽しめるので、バットマン映画を初めて観るという方でも絶対楽しめます!」と太鼓判を押した。さらに会場にいる2年目の観客たちに向けて「2年目という時期は、勝手がわかるようになって自分のペースを掴み始める時期ですが、慣れもあり新しい挑戦もあり、悩みも増える頃だと思います。ぜひ自分の力を信じて、バットマンのごとく思いっきり暴れてほしいです」と応援メッセージを寄せ、イベントは和やかに幕を閉じた。

『THE BATMAN-ザ・バットマン-』
3月11日(金)公開

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