Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > 「奇想」もいいけど「ふつう」だって素晴らしい! 『春の江戸絵画まつり  ふつうの系譜』開催中

「奇想」もいいけど「ふつう」だって素晴らしい! 『春の江戸絵画まつり  ふつうの系譜』開催中

アート

ニュース

ぴあ

円山応挙 《狗子図》安永7(1778)年 敦賀市立博物館蔵[後期展示]

続きを読む

フォトギャラリー(5件)

すべて見る

江戸時代の画家の中で、伊藤若冲や曽我蕭白ら「奇想の画家」が人気を集めている昨今。「奇想」という魅力は、「そうではないもの」、つまり「ふつう」があって初めて成り立つのかもしれない。

その「奇想」への注目によって、「ふつう」になってしまった江戸時代の「きれいなものづくり」に注目し、紹介する『春の江戸絵画まつり ふつうの系譜』。 2020年に新型コロナウイルス感染症の影響により途中閉幕となった展覧会が、5月8日(日)まで府中市美術館にて再び開催される。

同展では、福井県敦賀市立博物館の江戸絵画コレクションから、土佐派や狩野派、円山四条派など、美術界のメインストリームで「きれいなものづくり」に情熱を傾けた画家たちの、選りすぐりの「美しい」作品群や、「ふつう」と「奇想」の間にあるユニークな画家たちの作品を紹介。

これまでにも、『春の江戸絵画まつり』では、江戸時代の動物絵画を取り上げてきたが、今回は、円山応挙や岸駒、長澤芦雪らの動物絵画における「ふつう」についても展観する。

美術史のメインストリーム(=ふつう)を俯瞰し、魅力を知ることで、奇想も、そして「日本美術史」という更なる広い世界も、もっと楽しめるようになりそうだ。

土佐光起 《伊勢図》(部分)江戸時代前期(17世紀後半) 敦賀市立博物館蔵[前期展示]
岸駒 《猛虎図》江戸時代中期(18世紀後半) 敦賀市立博物館蔵[前期展示]
狩野雅信 《菊花図》江戸時代後期(19世紀) 敦賀市立博物館蔵[後期展示]
松村景文 《月・山桜小禽・山茶花鴛鴦図》天保8(1837)年 敦賀市立博物館蔵[後期展示]

【開催情報】
『春の江戸絵画まつり  ふつうの系譜 「奇想」があるなら「ふつう」もあります ー 京の絵画と敦賀コレクション』
会期:2022年3月12日(土)~5月8日(日) ※会期中展示替えあり
会場:府中市美術館
時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜(3月21日・5月2日は開館)、3月22日(火)
料金:一般700円、大高350円、中高150円 ※リピーター割引あり
公式サイト:http://fam-exhibition.com/futsu/

フォトギャラリー(5件)

すべて見る