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「相棒」反町隆史が“卒業”迎えて深く感謝、水谷豊「ソリ、本当にありがとう」

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左から水谷豊、反町隆史。

ドラマ「相棒」シーズン20がクランクアップを迎えた。

シーズン20最後の撮影は主人公・杉下右京役の水谷豊をはじめ、相棒・冠城亘役の反町隆史、青木年男役の浅利陽介、角田六郎役の山西惇がおなじみの特命係のセットで顔を突き合わせるシーン。4人は丁寧にテイクを重ね、スタッフの「カットOK! これにてオールアップです!」という声が響くと、スタジオは大きな拍手に包まれた。2015年放送開始のシーズン14から登場し、歴代最多出演の“相棒”を務めてきた反町は、本シーズンをもってシリーズを卒業。反町と水谷は互いに花束を贈り合い、力強くハグを交わす。さらに撮影の予定がない森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、小野了らレギュラーキャストが駆け付け、反町に花束を渡すサプライズも行われた。

反町は「今日は“ついにこの日が来たな”という気持ちで朝を迎えました」としみじみ。「水谷さんとたくさんの犯人と向き合い、たくさんの過酷な撮影に取り組み、7年間、無事完走できたことを本当にうれしく思っています」と水谷に深い感謝を伝えた。

水谷も「なんとも言えない感慨深いシーズンになりました」と振り返る。途中、声を詰まらせつつ「人間は岐路に立たされることがあります。『相棒』に残るか、卒業するか……。僕はどちらの道を選んでも俳優として理解できるし、人としてその道を尊重できると思っていました。それはやはりこれだけ長く一緒にやって来たことへの信頼と友情があるからこそです。その思いをこめて、ソリ、本当にありがとう」と反町に向けてエール。最後に2人は強く握手を交わし、7年の月日を名残惜しんだ。

ドラマ「相棒」は毎週水曜21時からテレビ朝日系で放送中。なおTELASA(テラサ)では過去の全シーズン、スペシャルドラマ、劇場版、スピンオフが配信されている。

相棒 season20 第19話 最終回スペシャル前篇「冠城亘最後の事件―仇敵」

テレビ朝日系 2022年3月16日(水)21:00~22:04

反町隆史 コメント

今日は「ついにこの日が来たな」という気持ちで朝を迎えました。水谷さん演じる杉下右京の相棒を7年間務めさせていただきましたが、最初の1年目は無我夢中でした。2年目も夢中でした。3年目、少し慣れてきました。そして4年目、5年目と続く中、みなさんと一緒に長くあり続ける冠城亘でいたいと思うようになり、僕の中で“歴代最多出演の相棒”をひとつの目標として歩んできました。
ひとつひとつが僕の思い出であり、水谷さんとたくさんの犯人と向き合い、たくさんの過酷な撮影に取り組み、7年間、無事完走できたことを本当にうれしく思っています。ただ…今日ほど水谷さんの顔を見られなかった日はありません。
ここまで成長させてくれたスタッフの方々、キャストの方々に御礼申し上げたいと思います。来シーズンからまた新しい相棒とともに新しい世界観を見せてくれるであろう、この作品を一視聴者として応援していきたいと思います。ありがとうございました。

水谷豊 コメント

「season20」ということは、20年です。思えば生まれた子が成人式を迎える年ですから、節目のシリーズであったことは違いありません。その上、「season14」から冠城亘として相棒を務めてくれたソリの最後が重なり、なんともいえない感慨深いシーズンになりました。
7年間というのは長いようで短かったといえばそれですんでしまいますが、毎年7カ月間、日々撮影に向かうということ、これはある意味、楽しいことではあるものの、角度を変えると、とても過酷な7カ月間でもあります。でも、その大変さをみなさんと一緒に乗り切ったとき、ほかの仕事では味わえない、「相棒」だからこそ味わえる充実感が待っている…。だからこそ毎年、「相棒」に挑むことができたのだと思っています。いろいろな気持ちを乗り越えて7年間、相棒として横にいてくれたソリに大変感謝しています。
人間は岐路に立たされることがあります。俳優としてもそんな瞬間があります。「相棒」に残るか、卒業するか…。僕はどちらの道を選んでも俳優として理解できるし、人としてその道を尊重できると思っていました。それはやはりこれだけ長く一緒にやって来たソリへの“信頼と友情”があるからこそです。その思いをこめて、ソリ、本当にありがとう。