「今どきの若いモンは」反町隆史、福原遥、中村海人が“言ってほしい一言”披露
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「WOWOWオリジナルドラマ 今どきの若いモンは」完成報告会の様子。
「WOWOWオリジナルドラマ 今どきの若いモンは」の完成報告会が本日3月20日に東京・東京国際フォーラムで行われ、キャストの反町隆史、福原遥、中村海人(Travis Japan / ジャニーズJr.)、監督の山田能龍が登壇した。
吉谷光平によるマンガを実写化した本作。「…ったく、今どきの若いモンは」が口癖の“究極の上司”石沢一の姿が描かれる。
三ツ橋商事営業2課の課長・石沢を演じた反町は「すごく特殊な課長役でした。実は『相棒』をやっていた間での撮影でしたので、監督から演技指導を受けながら役を作って。皆さんと楽しんで撮影に臨みました」と振り返る。石沢がほかの上司と異なる点を聞かれると、「過去の自分の失敗から学んだことが彼にはある。相手・部下の気持ちになって接するんですね。会社という枠では上から目線な発言があると思いますが、同じ目線に立って話すところが彼らしいなと思います」と語った。
また先輩や上司から「…ったく、今どきの若いモンは」と言われた経験について問われた反町は「この仕事を始めてからは言われたことないですね。学生時代は先生に言われたことがあったのかなと。当時は何も考えていなかったと思いますが、大人になって思い返すと、目上の人の意見というのはありがたい言葉として残っているほうが多いんじゃないかな」と述べる。
新入社員・麦田歩役の福原は「原作を読ませていただいて、“がんばろう”と背中を押していただきました。この作品に携わることができてすごく光栄です! 何かを始めるとき、一歩踏み出すときは不安で勇気が必要だと思いますが、この作品を観ると石沢課長の温かい言葉に包み込まれると思います」とアピール。そして「ちょっと勇気がないけどどうしようと思っている方、麦田に自分を照らし合わせながら観ていただけるとうれしいです」と続けた。
麦田の指導係で若手のエース・舟木俊役でWOWOWドラマ初出演を果たした中村は「演技のお仕事が初めてに近かった。右も左もわからない状態の中、皆さんからアドバイスをいただいてお芝居にチャレンジすることができました。本当に温かい現場でよかったなと思います。これからも全力でがんばりたいです!」と話し、後輩ができた状況を想像して「何かを押し付けるんじゃなくて、“こういうことがあったよ”とアドバイスしたい」と笑顔を見せた。
山田は「共感値の高いドラマにすることを意識しました。『…ったく、今どきの若いモンは』は今では表立って言えるような言葉ではありませんが、新人なら“私できてないのかな”、上司なら“うるせえと思われてないかな”と、誰もが1度は経験された言葉だと思います。その言葉にどう向き合っていくのか、あらゆる世代の方に共感していただける作品になっています」と語る。
イベントでは、Twitterで事前に募った「言ってほしい一言」を反町、福原、中村が披露する一幕も。反町は「(ったく)今どきの若いモンは、あんまりがんばりすぎるなよ」、福原は「毎日お疲れ様です! おいしいものいっぱい食べてゆっくり休んでくださいね!」、中村は「俺がいなくてもしっかりしろよ!」とそれぞれ一言。反町は「“がんばれよ”とは言われると思いますが、“がんばりすぎるなよ”という言葉には、今のいい状態を長く保てよという意味があると思います。言われてもプレッシャーには感じない言葉ですよね」と話す。中村は「恥ずかしいですね!」とハンカチで額の汗を拭きながら照れ笑いを浮かべていた。
1話8分、各回3本立て、全22話の「WOWOWオリジナルドラマ 今どきの若いモンは」はWOWOWで4月9日に放送・配信スタート。