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現代絵画と彫刻における写実表現を検証『リアル(写実)のゆくえ 現代の作家たち』4月9日より開催

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高橋由一《豆腐》1877年、金刀比羅宮蔵

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松本喜三郎らの生人形、高橋由一の油彩画を導入部として、現代の絵画と彫刻における写実表現を検証する『リアル(写実)のゆくえ 現代の作家たち 生きること、写すこと』が4月9日(土)より平塚市美術館にて開催される。

江戸期の自在置物、鎌倉時代の仏像など、日本では昔から写実表現が用いられてきた。明治 20 年代に滞日した人類学者シュトラッツは「解剖学の知識もなしに強い迫真性をもって模写することができる」生人形師の力量に感嘆。さらに、生人形が理想化も図式化もされず、ありのままの姿であることにも着目していた。 仏師で彫刻家の高村光雲も、幼い時に松本喜三郎の生人形の見世物を見ており、後年、西洋由来ではない写実を気付かせた存在として、松本喜三郎をはじめとする生人形師を敬慕していた。

同展では、東西を問わず追求され、既存の方法や感性を上書き、 もしくは書き替えながら発展してきた写実表現を、松本喜三郎、安本亀八、高橋由一、小谷元彦、深堀隆介らの作品を通して紹介。

西洋の文脈のみではとらえきれない日本 の「写実」が如何なるものなのか、またどのように生まれたのか、その手がかりを探る。

深堀隆介《桜升 命名 淡紅》2017 年、平塚市美術館
安本亀八《相撲生人形》1890年、熊本市現代美術館蔵 ※会期中展示替えあり
本田健《夏草(芝棟の土)》2021年、作家蔵
中谷ミチコ《夜を固めるⅢ( 雨)》2019 年、作家蔵
前原冬樹《一刻―苺―》、2017 年、作家蔵 撮影:橋本憲一

【開催概要】
『リアル(写実)のゆくえ 現代の作家たち 生きること、写すこと』
会期:2022年4月9日(土)~ 6月5日(日) ※会期中展示替えあり
会場:平塚市美術館
時間:9:30~17:00
休館日:月曜
料金:一般900円、大高500円(土曜は高校生無料)
※同時開催『けずる絵、ひっかく絵』
美術館公式サイト:www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/

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