シソンヌ長谷川のツッコミには愛がある、サルゴリラ児玉「キムタクに見えてくる」
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左からサルゴリラ児玉、シソンヌじろう、長谷川、ライス関町。
本日3月24日、DVD「シソンヌライブ[dix]」の発売記念イベントが東京・HMV&BOOKS SHIBUYAで開催され、当選した来場者とオンライン視聴者向けにシソンヌとサルゴリラ児玉、ライス関町のトークが展開された。
「シソンヌライブ」に毎回足を運んでいるという児玉と関町。特に児玉は「俺は憧れてんのよ、シソンヌに。シソンヌの生活ってすごいよくない?」と単独ライブ中心で生きていくスタイルに羨望の眼差しを向け、「俺はもう、シソンヌになりたい!」とまで言い切る。「楽しいでしょ人生?」と尋ねると、じろうは「好きなことしかやってない。今日も仕事1個終わってパチンコして、で、ここ来た」と暮らしぶりを語り、関町は「単独ライブ終わりのホクホクな状態でもパチンコ屋に飛び出して行ったもんね」とじろうがいかにパチンコ好きかを補足した。
昨年上演された「dix」で児玉がもっとも好きだったコントはYouTubeで丸ごと1本公開中の「野村くん、寺山さんに会う」。野村くんはじろうが長らく演じてきたキャラクターで、「憑依の仕方が半端じゃない」と脱帽する。さらに「忍のツッコミも愛があって、厳しいんだけど優しい。包み込んでくれる。カッコよく見えてくるのよ。キムタクみたいに思えてくる」と一風変わった人間と対峙したときの長谷川の温かい佇まいも絶賛。長谷川は「基本じろうがやるキャラクターなんか、出てきて『帰れ!』って言ったら終わるコントばっかり(笑)。それを引っ張ってる」と解説し、「俺がもともと、街にいる個性ある人が好きだから」とツッコミに愛情が漂う理由を振り返る。児玉の発言に「それにしても絶対キムタクじゃないでしょ」と笑っていた関町も、「その引っ張り方がリアルだから見ていられる」と納得した。
コント「人類の、未来のために」でじろう扮する研究者があるものを食べて「大丈夫です!」と言い放つシーンは、長谷川がビデオカメラを構え実際にじろうの姿をリアルタイムで録画している。DVDには「dix」全30公演分の「大丈夫です!」が特典映像として収められており、これを全員で鑑賞するコーナーも。同じシーンが繰り返され、長谷川は「この世界から抜け出せなくなってる……!」と目がまわりそうになり、パラレルワールドと化した会場は次第に異様な笑いに包まれていった。
同じコントを主とする芸人として、児玉と関町は「シソンヌライブ」の衣装替えの速さや稽古の様子、アドリブの量など、気になることを続々と質問。アドリブについて「下地がちゃんとできていないとふざけられない」とじろうが話すと、児玉は「勉強になるねえ……」と噛み締めた。ネタ作りの話題になると、長谷川は「たまにオチが決まってないときに『こんなオチどう?』って言うくらい。10回言って1回通ればいいほう。聞こえないフリされる(笑)」とじろうにお任せだと説明。そんな長谷川が養成所時代、1人でネタを披露するじろうを見て「こいつ、面白いことやってるけど伝わってないな、1人誰かいればよくなるのにな」と思って声をかけたという結成のきっかけを聞いた児玉は「最高じゃん。名プロデューサーじゃん」と口からこぼれるようにコメント。これにじろうは、「名プロデューサーだよ本当に」とネタ作りに行き詰まっていると稽古をやめてパチンコに行くよう促してくれると長谷川の見事な采配ぶりを明かした。
DVD「シソンヌライブ[dix]」収録内容
本編映像:町の葬儀屋 / 野村くん、寺山さんに会う / 居酒屋ございあす / 株主総会 / 人類の、未来のために
特典映像:「人類の、未来のために」『大丈夫です!』フルコンプリート
特典音声:「シソンヌライブ[dix]」オーディオコメンタリー