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萩原みのり「今まで以上に役者人生を頑張っていきたい」 「TOHOシネマズ・ピックアップ・シネマ」初の俳優特集に喜び

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TOHOシネマズが邦画、洋画問わず“いま、気になる映画・映画人”をピックアップして観客へ届ける「TOHOシネマズ・ピックアップ・シネマ」が3月24日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた。第4弾となった今回は初の俳優特集として、萩原みのりをピックアップ。主演を務めた『お嬢ちゃん』、『成れの果て』が連続上映されたほか、萩原がファンを前に舞台挨拶に立った。

2013年公開の『ルームメイト』で映画デビューを飾った萩原は、『ハローグッバイ』(2016年)で初の主演(久保田紗友とのW主演)を果たし、2019年公開の『お嬢ちゃん』(2019年)で初の単独主演。近年は『37セカンズ』、『佐々木、イン、マイマイン』、『花束みたいな恋をした』、『街の上で』など、映画賞で高い評価を得る話題作に立て続けに出演しており、4月29日には主演映画『N号棟』の公開も控えている。

挨拶に立った萩原は「こんなとてつもない場所に呼んでいただいて、恐れ多いというか、胃が痛くてしょうがない。最初にお話をいただき、『なんでですか?』に尽きるというか、でもめちゃくちゃうれしいです。夢なのかなと(笑)。今、現実なんだと実感しています」と初の俳優特集に恐縮しつつ、喜びの声。「TOHOシネマズさんに、こういう場を作って良かったと思ってもらえるように、今まで以上に役者人生を頑張っていきたい」とさらなる飛躍を誓っていた。

『お嬢ちゃん』では、苛立ちを隠せず、しかし心の奥底で優しさを秘めたヒロインを熱演。撮影中、二ノ宮隆太郎監督からは「相手を目だけでつぶすくらいの勢いで、とにかく強くいてくれ」と言われたと明かし、「この作品から“強い”イメージが広がった」と苦笑いも。それでも「スタッフさんとも距離感が近くて、家族のような安心感でお芝居できた」といい、「長回しで台詞もたくさんあったので、大変だったはずなのに、アドリブかなっていうくらいの心地よさだった」と自然な演技が引き出された現場を振り返った。

昨年公開され、絶賛を集めた『成れの果て』(宮岡太郎監督)では、過去のトラウマに翻ろうされる女性を体当たりで演じきり「“こういう子”という枠に収めたくなくて、寄り添いたかった。台本の片隅に、イヤとかキライって書きまくって。家で蓄積した怒りを、現場で爆発させたことも」と壮絶な役作りを回想。「許さないことも大切という思いが、お守りのように届いたらいい」とも語り、「スクリーン、カメラ、お客さんを信じることをとても大事にしている」と女優としての信条を明かしていた。

取材・文・写真=内田涼

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