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映画監督・青山真治が57歳で死去、「EUREKA」「共喰い」など手がける

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ナタリー

2021年10月、第34回東京国際映画祭オープニングセレモニーに登壇した青山真治。

映画監督の青山真治が3月21日に死去したと、妻である女優・とよた真帆が自身の公式サイトで本日25日に報告した。57歳だった。

同サイトでは「夫 青山真治は昨年春頃から食道癌の治療を続けておりましたが、2022年3月21日0時30分過ぎに永眠いたしました」と発表。「病院から容体が急変したとの連絡を受け駆けつけ、声をかけましたら私の目を見て2回頷き、手をぎゅっと握り返してくれました。それから半日、最後は眠るように静かに息をひきとりました」とつづられている。

青山は1964年生まれ、福岡・北九州市出身。1996年に地元・福岡の門司を舞台にした「Helpless」で長編デビューを果たす。2000年公開「EUREKA(ユリイカ)」は第53回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で国際批評家連盟賞とエキュメニカル賞をダブル受賞。翌年に同作のノベライズ小説で第14回三島由紀夫賞に輝くなど、執筆・批評・音楽などの分野でも活躍した。

また2011年、三浦春馬を主演に迎えた「東京公園」は第64回ロカルノ国際映画祭で金豹賞審査員特別賞を獲得。2013年の菅田将暉主演作「共喰い」は第66回ロカルノ国際映画祭でボッカリーノ賞最優秀監督賞などを受賞した。最新の長編作品「空に住む」は2020年に公開された。

なお東京・国立映画アーカイブ 長瀬記念ホールOZUで開催中の「上映企画 1990年代日本映画──躍動する個の時代」では、4月14日と5月1日に「Helpless」が上映される。

とよた真帆 コメント

夫 青山真治は昨年春頃から
食道癌の治療を続けておりましたが、
2022年3月21日0時30分過ぎに永眠いたしました。

病院から容体が急変したとの連絡を受け駆けつけ、
声をかけましたら私の目を見て2回頷き、
手をぎゅっと握り返してくれました。
それから半日、最後は眠るように静かに息をひきとりました。

結婚して20年、優しくて勉強家だった夫に
もらった時間、愛情に深く深く感謝しています。
今は青山真治の魂が、自身の思い描く
素敵な世界にいけるよう強く願っています。

生前、応援してくださった皆様、
本人に代わりまして心より御礼申し上げます。