Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > ぴあ映画 > 「おそ松さん」宮舘涼太に演技力を褒められた向井康二、土下座で感謝

「おそ松さん」宮舘涼太に演技力を褒められた向井康二、土下座で感謝

映画

ニュース

ナタリー

映画「おそ松さん」の公開記念舞台挨拶の様子。

「映画 おそ松さん」の公開記念舞台挨拶が本日3月26日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、キャストのSnow Man、高橋ひかる、前川泰之、桜田ひより、監督の英勉が登壇した。

昨日3月25日に封切られた本作。最初の挨拶で十四松役の佐久間大介は「あっという間に話が進んでいく、面白い映画だなと。これを観てもらって、映画界を、そして全世界をハッスルハッスル! マッスルマッスル!にさせていきたいですね」と役に絡めたコメント。ピリオド役の宮舘涼太は「数多くのスタッフ、キャストの方が愛情を込めて作り上げることができました。映画は昨日から公開されましたが……パーティタイムの始まりだよね? ぜひ皆さん、これから『おそ松さん』を育てて、愛のある輪を広げていってください」と呼びかける。

英が「アメリカでアカデミー賞が発表されて、ノミネートされるだけでもだいぶありがたいんですけど……」とボケると、トド松役のラウールから「『ドライブ・マイ・カー』の舞台挨拶じゃないので」とツッコまれるが、英はさらに「動物が歌うやつ?」とボケてみせる。これにはSnow Manから「違う!」「何を撮ってたんや!」「(SixTONES)のジェシーが出てるやつ!」と総ツッコミを受け、英は「こんな人気者にツッコんでもらえるのもこれっきりかと。これだけで作りきったかいがありました」と満足げだった。

それぞれのお気に入りのシーンを問われると、一松役の深澤辰哉が「布団が6個並んでて起きるシーン。『おそ松さん』の世界だな、『おそ松さん』ワールドに入れるなっていうドキドキ感があるので。すみません、なんか真面目なこと言っちゃって(笑)」と冒頭のシーンを挙げる。続いて佐久間が「チビ太とイヤミとトト子が公園で3人が話すシーンがあるんですけど、生で観てて、マジで面白すぎて、監督と一緒にめっちゃ笑っちゃって(笑)。声入ってないか心配になるぐらい。トト子ちゃん、振り切ってんなーみたいな」と述べると、トト子役の高橋が「止まんなかったんです(笑)。何十回もやったけど止まらなくて、監督があきらめるっていう」と明かし、さらには英が「雑なヒロインでした」と付け加えた。

登壇者たちがそれぞれお気に入りのシーンを挙げていく中で、エンド役の渡辺翔太は「おそ松と一緒のシーンが多かったんですけど、ラブストーリーになる撮影の日はめっちゃ静かで。普段は裏でもキャストやスタッフのトークをぶん回してるのに、その日は一言もしゃべらない」とおそ松役の向井康二の役作りに言及。向井が「ラブモードですから前日はパックもしましたよ」と胸を張ると、佐久間は「『明日はこういうシーンか、俳優モードで行くわ』って意気込んで(笑)」と向井の気合いの入れようをいじっていた。

さらに渡辺は見どころとして「驚愕だったのがおそ松ですね。一緒の撮影ではなかったんですが、本当に脱いでるシーンがあって。体を張っていてすごいなって感心しました」と向井の演技を称賛。これには宮舘も「普段はこんなこと言いませんけど」と前置きしながら、「個人的にはすごく刺激を受けましたね」と、向井についてコメント。キャストの一部からは笑いも起きたが、「笑いごとじゃなくて、本当に僕は思ったんですよ。彼なりの努力を感じられましたし、試写で観て『こういう表情をしてたんだ』『こういう言い回しをしてたんだ』って」と宮舘が続けると、向井は「舘様、ありがとうございました!」と土下座で感謝を示した。

これを受けた高橋は「舘様に向井さんのいいところを言っていただいたので、私は悪いところを……」とニヤリ。「待機してる時間にコミュニケーションを取ろうとすると、『話しかけんといて! ラブモードに入ってるから!』と言われたんです」と向井の冷たい態度を告発すると、向井は「関西色(高橋は関西出身)が強いでしょ? ラブモードに関西要素を入れたくなかったの! 月9撮ってるモードに入ってたから!」とうろたえる。高橋が「傷付いたけど、スクリーンで見たらすごくいいお芝居をされていて。目がキラキラしていてよかったですよ。いつもしてへんのに(笑)」と嫌味を言うと、向井も負けじと「トト子ちゃんもスクリーン上では盛れてたよね」と高橋をいじり、「スクリーン上『では』?」「では!」「でも!」「では!」という2人のやり取りに会場では笑いが起こっていた。

フォトセッション時には巨大なくす玉が登場。登壇者たちでそれを割ると、中からは「宮舘涼太さん誕生日おめでとう」の垂れ幕が。突然のサプライズに宮舘は驚きつつも、「このようなタイミングで恐縮なんですが、無事29歳になりました。28歳を終え、29になる年に『おそ松さん』が公開されたということで。これからも皆さんと歩んで、幸せと笑顔を与えられる、そんな男性になれたらと思います」と挨拶。続けて締めのコメントを求められたカラ松役の岩本照が「本当に何回観ても楽しめる作品になっておりますし、制作陣含め、観てくれる皆さんと愛が交差する作品だと思ってます。笑えるって人間の特権だと思うので、笑いを大切に1日1日、少しでもハッピーになってくれたらと思います」とまとめたと思われたが、「本日は宮舘涼太の誕生日会にお集まりいただきありがとうございます」と付け加え、メンバーから「違う違う!」とツッコまれる中、イベントが終了した。

「映画 おそ松さん」は全国で公開中。

※高橋ひかるの「高」ははしご高が正式表記