この部屋は一体誰のもの?シラカンによる“部屋”と“悪”を巡る新作「マがあく」
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シラカン 第8回公演「マがあく」ビジュアル
シラカン「マがあく」が、3月30日から4月3日まで神奈川・STスポットで上演される。
「マがあく」は、シラカンの新作公演。劇中では、“部屋”と“悪”を巡る物語が展開する。舞台は、とある日当たりの良い部屋。部屋には入浴中の男と、忍び込んだ女とその友達がいた。さらに客を連れた不動産業者も現れる。大家は、この部屋は誰にも貸していないと話すが……。
作・演出を担う西岳は、新作制作のきっかけを「自分の部屋にいなきゃいけない時間を経て自分の部屋とは?というふっと湧いた疑問から創作を発進しています」と語りつつ、「観劇後、今までとは同じ感覚で自分の部屋に入ることができなくなると思います。ぜひ劇場に味わいに来てください」とコメントした。
出演者には、岩田里都、大橋悠太、高下七海、丹野武蔵、干川耕平、村上さくらが名を連ねた。なお、本作は「CoRich舞台芸術まつり!2022春」の最終選考作品にノミネートされている。
西岳コメント
自分の部屋にいなきゃいけない時間を経て自分の部屋とは?というふっと湧いた疑問から創作を発進しています。
みんな自分の部屋にいる時はかなり好き勝手していると思います。
僕はかなり好き勝手していたなとちょっぴり恥ずかしい気持ちです。
そんな風に好き勝手に部屋を使わせてもらい、せいぜい半径5メートルぐらいのことをダラダラと掘っていったらドンドンと部屋とは違うところに辿り着きました。
でも最後は観劇後同様に部屋に帰ってきます。そんな部屋の作品です。
観劇後、今までとは同じ感覚で自分の部屋に入ることができなくなると思います。
ぜひ劇場に味わいに来てください。
シラカン 第8回公演「マがあく」
2022年3月30日(水)~4月3日(日)
神奈川県 STスポット
作・演出:西岳
出演:岩田里都、大橋悠太、高下七海、丹野武蔵、干川耕平、村上さくら