「都をどり」が3年ぶりに南座で開幕、井上八千代「祇園の賑わいをぜひ取り戻したい」
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令和4年南座公演「都をどり」より。(c)カリテリンク
令和4年南座公演「都をどり」が、明日4月1日に京都・南座で開幕。これに先駆け、稽古の総仕上げとなる大ざらえが、本日3月31日に行われた。
明治5年にスタートした「都をどり」は、京都の花街・祇園甲部の芸妓や舞妓による舞踊公演。新型コロナウイルスの影響でこの2年間、公演が中止になっており、今回は令和に改元されて初めての開催となる。本公演では、全8景で構成された「泰平祈令和花模様」が披露される。
大ざらえを前に、京舞井上流家元の井上八千代は「3年ぶりの開催で、待ってましたという気持ち。不慣れな舞妓が多いが、それでも久しぶりに紅を塗って、満面の笑みの彼女たちをぜひご覧いただきたい。久しぶりの『都をどり』で、祇園の賑わいをぜひ取り戻したい」と思いを述べた。
また今回初舞台となる舞妓の紗友美と真未はそれぞれ「お師匠さんやお姉さん方から言っていただいたことを守りながら、頑張りたいと思います。久しぶりの『都をどり』を、楽しんでいただけたら」、「お稽古でやってきたことを本番でもできるように頑張ります。初舞台生も応援していただければ嬉しいです」と意気込みを語った。
公演は4月24日まで。
令和4年南座公演「都をどり」
2022年4月1日(金)~24日(日)
京都府 南座