性加害報道の映画監督による「ハザードランプ」が方針一転、劇場公開を中止
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「ハザードランプ」ポスタービジュアル
一部週刊誌の報道で性加害を告発されていた映画監督による「ハザードランプ」の劇場公開が中止に。同作の製作委員会が発表した。
この報道をめぐっては3月25日の封切りを予定していた同一監督による「蜜月」が公開を中止。一連の報道を受け「ハザードランプ」の製作委員会は、予定通り4月15日での公開を進めることを発表していた。今回の書面では「映画監督の榊英雄氏に関する報道について、被害に遭われた皆様、心を痛められている全ての皆様に心からのお見舞いを申しあげます」とつづりながら、「制作にかかわった多くの関係者の尽力に報いるためにも本作を公開したいという方針のもと、作品に携わった方々へのヒアリングおよび協議を継続して行ってまいりましたが、総意形成に至らなかったため、映画『ハザードランプ』の4月15日(金)の公開を中止とする決定をいたしました」と理由を説明している。
また「本作に関わったキャストやスタッフをはじめとする関係者、および制作にご協力いただいた皆様、そして映画の公開を望んでくださっているお客様には大変ご迷惑をおかけいたしますこと、深くお詫び申しあげます」と謝罪。すでに前売り券を購入している人には払い戻しの処理が行われる。詳細は映画の公式サイトで確認を。
「ハザードランプ」は、満月の夜に女子中学生連れ去り事件が発生した地方都市で、代行ドライバーとして働く男たちの一夜を描いた作品。安田顕と山田裕貴がダブル主演を務めたほか、松本若菜、中村中、阿部純子、大和田伸也、津田寛治、六平直政、金田明夫、石倉三郎がキャストに名を連ねていた。
※榊英雄の榊は木へんに神が正式表記
(c)2022「ハザードランプ」製作委員会