佐久間由衣、天才ハッカーに 『SUITS/スーツ』中島裕翔の危機を救う
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前回の放送で、熱い友情のもとに、親友である遊星(磯村勇斗)との別れを選んだ大輔(中島裕翔)。『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)第6話では、友との別れを乗り越え、甲斐(織田裕二)のもとで順風満帆な弁護士修行を行っていた大輔に、新たな危機が訪れた。
【写真】第6話でタッグを組んだ甲斐(織田裕二)&蟹江(小手伸也)
大輔(中島裕翔)は、甲斐から、リゾート開発会社『アテナリゾート』の藤原一輝(大澄賢也)の案件を任される。藤原の娘で大学院生の華名(佐久間由衣)が、社員証を偽造して父親の会社に侵入し、会社の口座から1億円以上を別口座に移していたのだという。大輔が華名に会いに行くと、華名は、『アテナリゾート』が不都合な環境予測データを隠蔽して、人口500人ほどの小さな島にホテルを立てたことが許せないと説明。親子を和解させようと大輔が2人を対面させるが、2人は会った直後に怒鳴り合い、溝は深まっていくばかり。華名は「パパはいつもそうやってごまかして逃げてばっかじゃん。いつもそう、ママが死んだ時もそうだった」と吐き捨てて、去ってしまう。
さらに華名は、後日、大輔の元へ。「『鈴木大貴』それがあなたの本名でしょ」と、大輔が経歴を詐称していることがバレてしまっており、『アテナリゾート』の件から手を引かなければ、バラすと脅されてしまう。さらに、その会話を大輔と同じアソシエイトの館山健斗(岩井拳士朗)が盗み聞きしていた。
一度は大人しく手を引こうとした大輔だが、甲斐の助言を受けて、親子の間に起きていた思いのすれ違いを華名に伝える。華名は父親の本当の想いを知り、父親ときちんと話し合うことを約束した。
華名を演じた佐久間由衣といえば、最近までドラマ『チア☆ダン』(TBS系)で、チアダンス部“ROCKETS”のメンバーの1人として出演。「委員長」と呼ばれる優等生キャラで、物語の前半では、自分がやりたいことを両親に素直に打ち明けられない、難しい年頃の女子高生を演じた。同作同様に、『SUITS/スーツ』第6話でも、意思疎通がうまくできない親子を演じ、難しい心境の変化を丁寧に表現していた。
『アテナリゾート』の件が解決した大輔は、そのまま華名のハッカー能力を借り、甲斐と蟹江貢(小手伸也)が手こずっていた案件をも解決の道へ。物語はこのままハッピーエンドと思いきや、所長のチカ(鈴木保奈美)の元に、大輔が経歴詐称をしているという手紙が、おそらく盗み聞きしていた健斗から届いていた。チカがパソコンを操作し、ハーバードの卒業生名簿を確認していく最中、大輔と甲斐の表情はどんどん渋くなっていく。チカが微笑みながら「悪戯だったみたい」と画面を見せると、「Daisuke Suzuki」の欄には正真正銘の大貴の顔写真が。チカの部屋を出た2人はお互いに疑問をぶつけ合うが、一度目を合わせると、「ハッカー!」と笑顔に。天才ハッカー・華名が大輔の危機を救ったのだった。
(大和田茉椰)