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総勢32名の「踊り手」が集結 『HIGH FIVE 2022』横浜公演オフィシャルレポート

ぴあ

『HIGH FIVE 2022 ~ODOROYO~』2月23日(水) KT ZEPP YOKOHAMA (Photo by 新保勇樹)

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2月23日(水・祝)、横浜・KT ZEPP YOKOHAMAにて、『HIGH FIVE 2022 ~ODOROYO~』が開催され、人気「踊り手」総勢32名が集結した。『HIGH FIVE』は、名古屋、大阪など全国5カ所のZeppで開催されるライブイベントで、ロック、ヒップホップ、様々なジャンルの第一線で活躍するアーティストが登場するもの。横浜公演となる『ODOROYO』は、ある意味で最も個性的なイベントであり、最も“イマ”を反映する内容となったといえるだろう。

「踊り手」とは、文字通り踊りを踊る人のこと。2010年代にはニコニコ動画を中心に「踊ってみた」カルチャーが人気となり、近年ではTikTokやYouTubeなどのSNSに手軽に投稿出来ることから、ダンスがグッと身近になったと感じる。特に、ダンスや振りがきっかけで大ヒットとなる楽曲も多い。
そして、『ODOROYO』の大きな特徴の一つが、使用されている楽曲たち。初音ミクをはじめとする、ボーカロイド楽曲や、すとぷり、天月 -あまつき-など、ネットカルチャーの中で台頭してきたアーティストたちの曲がメインに使用されている。

会場に「シンデレラ」(DECO*27,Rockwell feat. 初音ミク)が流れ、観客のテンションも高まる中、まりん、まなこ、わた、まさと、たまひよ。による「トンデモワンダーズ」(feat.初音ミク+KAITO / sasakure.‌UK)でライブがスタート。男性陣は王子様ルックに身を包み、ファンタジーな世界観が広がる。
「アニマル」(DECO*27 - feat. 初音ミク)では、仮面ライアー217、いりぽん先生、めーとるによる、小悪魔感たっぷりなステージが。先日「バケモノバケツ委員会」にコラボ動画がアップされたばかりの新作ということもあって、ひときわサイリウムも輝いていた。

学生服姿で「ミライチズ」(夜のひとわらい)をダンスした、「AMUぷらす弟たっくん」。カップルのやりとりをストーリー仕立てであたたかく表現。3人組ガールズユニット「チェゴ」は「第六感」(Reol)を激しくダンサブルに魅せる。

足太ぺんた、いりぽん先生、仮面ライアー217、ぷっきー、まなこ、まりやん、みうめ、めーとる、りりやん、りりり、わた、AMUによる総勢12名が登場すると、一斉に「ヴァンパイア」(DECO*27)をダンス。ファッションや振付が違っていても、統一感があるという不思議な魅力を持つステージで、それぞれが自由に楽しむという「踊ってみた」カルチャーを体現している様だった。MCでは、この「ヴァンパイア」のステージについて、仮面ライアー217が「どこ見ていいか分からなかったでしょ?闘技場みたいだったよね!」とコメントし、笑いを誘う一幕も。

続いての「踊」(Ado)も個性あふれるステージに。息ぴったりのグループダンスを見せたアナタシア、K-POPダンスを得意とするチェゴのパワフルなパフォーマンス、ヲタ芸をアレンジして唯一無二の世界観をみせたRAB(リアルアキバボーイズ)と、同じ曲であってもこう表現が変わるのかと驚かされた。

めーとるは、「デモーニッシュ」(ツユ)のMVを彷彿とさせる、真っ白なセーラ服で登場。激しく転調する曲を見事に踊りこなしていた。ぶっきーは、黒猫をイメージした衣装で、椅子を使いながら「キャットラビング」(香椎モイミ feat. 可不)をパフォーマンス。2人とも楽曲の世界観から飛び出してきた様な見事なステージを披露した。

「ダーリンダンス」(かいりきベア feat.初音ミク)では、足太ぺんた、AMU、仮面ライアー217、まなこ、まりやん、めーとる、やっこ、りりやん、わたの女性パフォーマー9人が“病みかわ”なダンスで魅せる。

MCを挟み、足太ぺんたとわたによる息ぴったりの「ポジティブ☆ダンスタイム」(ワンダーランズ×ショウタイム × 鏡音リン)。まさにポジティブなダンスは、会場が笑顔になってしまう様な明るさを放っていた。「Shall we dance?」でお互いをリボンで操る様な振り付けもキュートだ。

続いても、やっこ、まなこ2人海による「その心に灯る色は」(ラテルネ feat. 初音ミク)。やっこはグリーン、まなこはブルーのリボンをあしらったワンピースがダンスする度に揺れ、シンメトリーな動きが美しかった。

踊ってみたブーム初期から活躍している一人である、みうめは、初音ミクの代表曲である「Snow Fairy Story」(40mP)を繊細かつ大胆にダンス。みうめが後にMCにて「古き良き踊ってみたをやってみました」と語るとおり、名曲のパワーを感じさせられる時間であった。

朝の情報番組『スッキリ』のダンスプロジェクト楽曲でもあり、昨年夏には多くのティーンがダンスしたであろう「群青」(YOASOBI)。まりやんとりりやんは、優しくて繊細なのに力強さを感じさせるさすがのパフォーマンスを。様々な踊り手がオリジナル振付を発表している「フォニィ」(ツキミfeat.可不)。りりりは、毒っ気と可愛さが融合した独自の表現を見せてくれた。

HoneyWorks書き下ろしの大人気曲「小悪魔だってかまわない!」(めいちゃん)は、いりぽん先生、AMU、たまひよ。、ぶっきー、kotone、haruka、maho、やっこ、りりやん、わたの男女10名で元気いっぱいのステージ。制服風の衣装に身を包み、青春全開。キメ台詞的歌詞の“ばっきゅーん!”では、会場のサイリウムや手の振りの一体感もバッチリ。

続いても制服ルックで、いりぽん先生、たっくん、たまひよ。、ぶっきー、まさと、まりん6名で「スキスキ星人」(すとぷり)を披露。それぞれの個性がつまったキュートな振付を見せてくれた。

踊ってみたの火付け役的楽曲の一つである「おねがいダーリン」(ナナホシ管弦楽団)は、女性パフォーマー14名による圧巻のステージ。前述の「ヴァンパイア」や「踊」の、同じ曲をそれぞれの振り付けで魅せるのとは違い、皆が同じ振り付けを見せている。振り付けが統一されることで、それぞれ一人一人の個性が見えるという現象が感動的だった。

たまひよ。は、アイドルへ恋した男性の恋心を歌った「月曜日の憂鬱」(天月 feat.HoneyWorks)をかわいらしい振り付けで表現。同じく、天月の楽曲である「かいしんのいちげき!」は仮面ライアー217が、笑顔あふれるポップなステージングを見せた。バーチャルYouTuber湊あくあのオリジナル楽曲「あくあ色ぱれっと」は、健気で一生懸命な女の子の気持ちを、いりぽん先生がキュートに表現。

足太ぺんた、まりやん、やっこ、りりやん、わたの踊ってみた「チア部」は、チアガール風の衣装で「Ready Steady」(初音ミク・鏡音リン・鏡音レン)をセクシーに表現。クールに衣装を脱ぎ捨てながらステージを去り、それまでのキュートな踊ってみたとのギャップを魅せた。

チェゴは「宵々古今」(Reol)を、お祭り感あふれるパワフルなダンスで表現。チェゴの3人によるクールな身のこなしが「第六感」に引き続き、Reolの世界観にハマっていることが分かる。

RABは、アニソン神曲の一つである「おジャ魔女カーニバル」を、RABらしさ全開でパフォーマンス。アクロバティックリフトを挟む、身体能力の高さも忘れない。と思えば、「ブリキノダンス」(日向電工)では激しい動きからのブレイクダンスを混ぜる、振り幅の広さを見せつける。

黒と赤でデザインされた和風衣装で登場した、仮面ライアー217とみうめ。「極楽浄土」(GARNiDELiA)を息ぴったりにダンス。こちらは、YouTubeで8千万回再生されている人気ダンスであり(動画ではメイリアとの3人)、世界でも人気の“踊ってみた”である。

こちらも、YouTubeに投稿したオリジナル振り付け動画が大人気の、アナタシアによる「阿修羅ちゃん」(Ado)。スーツにサングラス姿のクールな衣装で、コミカルな振り付けを全力で行う迫力のダンスで会場を沸かせた。

最後には、全パフォーマーで「神のまにまに」(れるりりfeat.ミク&リン&GUMI)を披露。こちらの構成と振り付けは、まりやんが行っている。多幸感あふれる楽曲を、全員が笑顔でダンスする様子は、踊ることの楽しさであふれていた。

イベントタイトルの『ODOROYO』には、「踊り手のはもちろん、応援してくださるファンの皆様も含めて、一緒に“踊ってみた”のカルチャーを盛り上げていきたい」という想いが込められている。まさに「音楽×ダンス」の広がりを全身で感じられるイベントとなった。今度、このイベントを仕掛けたソーシャルクリエイターズレーベル「Be」をはじめ、踊り手たちが次はどんな楽しさを私たちに見せてくれるのか、期待が高まる。

Text by 中村梢 Photo by 新保勇樹

<公演情報>
HIGH FIVE 2022 ~ODOROYO~

2月23日(水) KT ZEPP YOKOHAMA

セットリスト

01. トンデモワンダーズ
02. アニマル
03. ミライチズ
04. 第六感
05. ヴァンパイア
06. 踊
07. デモーニッシュ
08. キャットラビング
09. ダーリンダンス
10. ポジティブ☆ダンスタイム
11. その心に灯る色は
12. Snow Fairy Story
13. 群青
14. フォニィ
15. 小悪魔だってかまわない!
16. スキスキ星人
17. お願いダーリン
18. 月曜日の憂鬱
19. かいしんのいちげき
20. #あくあ色ぱれっと
21. Ready Steady' ft. 初音ミク・鏡音リン
22. 宵々古今
23. おジャ魔女カーニバル→ブリキノダンス
24. 極楽浄土
25. 阿修羅ちゃん
26. 神のまにまに

※「HIGH FIVE」公式サイトで各公演PHOTO REPORT公開中!
公式サイト:
https://high-five.live/

Twitter:
https://twitter.com/highfive_live

<ライブ情報>
“THE REAL AKIBA BOYZ ONEMAN LIVE 2022”SUMMER SESSION RAB IN 日比谷野外大音楽堂

7月10日(日) 日比谷野外大音楽堂
OPEN 16:45 / START 17:30 / END 20:00(予定)
出演:RAB(リアルアキバボーイズ) / 二人目のジャイアン / 田口華有 / らっぷびと / アリレム / huez
詳細はこちら:
http://abstreem.co.jp/RAB/archives/1446